ジュエリー職人・工具の使い方 2
ジュエリー職人・工具の使い方
前回、工具の使い方と作業ポイント1(地金取り、たたく、のばす)を紹介しました。
今回は、その続きの、切る、削る、を紹介したいと思います。
ジュエリーを造るには学校に通わなければいけないと思いがちですが、お金がかかりとても大変です。自宅でもジュエリー制作ができるように、動画で知識を得るのもひとつの方法だと思います。
切る
糸のこフレームは固定式と自在式の2種類あります。
自在式は伸縮自在にフレームの長さが調節できるようになっています。
糸のこの刃には目の細かいものから粗いものまで何種類もあります。
糸のこの使い方には押して切る方法と引いて切る方法があります。
スリ板の先端にあてがった地金を切る時などには主に押し切りで作業し、スリ板の上に置いた地金を切る時などは主に引き切りで作業しています。
切るに使う道具
糸のこ、ハサミ、ニッパー
貴金属の切断の多くは糸のこを用います。
ノコ・フレームに糸のこの刃をつけて切ります。
糸のこの使い方
削る
ヤスリは押した時に切れますが、前方にほぼまっすぐ押す使い(直進)と右前方斜めに押す使い方(斜進)があります。
通常は直進で作業しますが、ヤスリの幅より大きい幅の地金にヤスリがけする時は斜進で行います。
リングの内側などの曲面も斜進で作業すると均一な面が得られます。
削るに使う道具
ヤスリ、ノギス、ノコフレーム
ヤスリの持ち方・すり方
ヤスリのすり方・削り方
平らな面のヤスリのすり方
カーブ面のヤスリのすり方
続きは後ほど...。
noteで紹介しているジュエリーは、すべて一人のジュエリー職人田村の作品です。
もっと詳しく知りたい方は無料オンラインジュエリー講座があります。
ぜひご覧ください。
多肉植物