エキストラで撮影に参加する時の注意点
エキストラで撮影に参加する際の注意点をお伝えしていこうと思います。
〈エキストラ参加する現場での注意点〉
●助監督の言うことを聞き漏らさない。
エキストラに求められることは、言われたこと"だけ"を確実にやるということです。
逆に言われたこと以外はやってはいけません。
何をやるべきかは助監督が指示します。それを聞き漏らしたら何もできませんよね?
これはエキストラに限らずなんですが、監督や助監督はじめ、スタッフが言うことをちゃんと聞いていないと信用を失います。
小さなことならまだしも、そのカットを撮り直さなきゃいけないようなミスは許されません。
●メインキャストの芝居の邪魔をしない。
自分が目立とうとしてはいけません。そのシーンに自然に馴染んでいることが必要です。
また、がんばって映ろうとして、テストと違う余計な動きをしたり、メインキャストに意味もなく近づいたりしないように。
●むやみにキャストに話しかけない。
待ち時間などで、メインキャストが例え暇そうにしていても無闇に話しかけないようにしてください。
もしかしたら向こうから話かけてくる場合もあるかもしれませんが、調子に乗って相手が疲れるほど話をしないように、空気を読んでくださいね。
●舐めた態度のスタッフがいても怒らない
たまにいるんですよ。態度の悪いスタッフが。
名のあるタレントへの対応と、端役の俳優やエキストラに対する態度がまるで違って唖然とすることがたまにあります。
そんなときは・・・
近い将来見返してやるつもりで我慢しましょう。
あなたが役付きで出演できるようになればいいだけの話です。
まあどうしても我慢できなければキレて帰ってもいいと思いますよ。エキストラひとり居なくなっても現場はなんとかなるので。
ただし、事務所に入っているのであれば事務所の信頼を損なうかもしれないし、意外とこの業界って狭い部分もあるので、要注意人物になるほど暴れると今後に響きます。
これから俳優部としてやっていくためのエキストラ参加なのであれば、エキストラとはいえプロ意識を持って撮影に参加してください。
エキストラも作品づくりに必要な存在だからそこにいます。
遊びじゃないです。
【撮影時に限らず、日々の生活においても常にプロ意識を持っていることが、プロの俳優に必要なこと】