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どんな努力をすればいいかわからない

えーと、俳優が努力すべきことはたくさんあり過ぎて答えられないとも言えるし、

努力しなくても大丈夫とも言えます。

何度か共演している、北大路欣也さんの内弟子をしていた先輩俳優がいるんですが

「俺、努力って大っ嫌いやねん」と言いながら

蜷川カンパニーはじめ、たくさんの商業演劇に出演し続けています。

その人の何がすごいのかというと

人間力です。

人を惹きつける力、芝居に、役に対して人の何百倍も真剣に、真摯に向き合う姿勢です。

それを踏まえて、

今日一つ提案するならば

本を読むことです。

本を読むことで読解力が付く、感性が豊かになる、

それによって人を惹きつける力がついてくる。

人間観察しただけではわからない「人間」というものを知ることができる。

ではどんな本を読めばいいのか?

俳優を目指しているならば、できれば小説がいいです。

日本の脚本には、セリフがほとんどでト書が少し、

人物の心情や情景はあまり書かれません。

しかし小説にはそれが書かれています。

その、活字によって書かれた表現を自分ならどう演じるのか考えてみるのも勉強になるでしょう。

本を読めば読むほどそういったものが自分の引き出しにストックされていきます。

大事なのは俳優として本を読んで、俳優の引き出しにそれを収めるという意識を持つこと。

それがないとできないですからね。

そして必ずアウトプットすること。

ノートやスマホのメモに書くでもいいし、SNSに感想をアップするでもいいです。

実はインプットしただけでは、自分の中に入った気になるだけで身には付きません。

何らかの形でアウトプットすることが大事です。

本を読む習慣がない、本当に何を読んでいいかわからないという人は

まず本屋に行きましょう。

そしてぐるっと回ってみて

興味を惹かれた本があればそれを読む。

小説じゃなくたって構いません。

まずは本を読むことを楽しむ。そこから始めましょう!

こういうことをアドバイスしても、実はほとんどの人が行動しません。

行動する人は2割いるかいないか。

それを継続できる人は数パーセントです。

本を読むと良いというのは、私だけが言っていることじゃなく、

ビジネス界でもそう言われているし、

芸能界でも俳優、プロデューサーなど多くの人が言っています。

プロの現場に立ちたいのなら、行動してください。

継続してください。

仮に何ヶ月か後に私があなたに「やってる?」と尋ねたとして

「行動できている」と答えられたら

あなたは相当成長しているはずですよ。

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