スタッフワークを理解すると良いことがある
みなさん俳優として日々努力をしていると思いますが、
レッスンなどで学ぶことができない、現場でしか身につけられないものがあります。
撮影に行った時に何をしていますか?
もちろん、自分が与えられた役を一生懸命演じていると思います。
が、
「演じていないときに何をするか」これも大事なんです。
スタッフさんの動きをよく見てください。
まずはどのセクションのスタッフがどのような仕事をしているかを理解すること。
撮影現場というものがどのようにして動いているのかを全体的に把握できるようになってください。
そして、俳優としてのスキルを上げるためには技術スタッフの仕事をよく見ることです。
撮影部や録音部、照明部の仕事は特に見ておいてください。
こういうシーンを撮るときはこうなのか。
こういう感情を表現したいときはこの撮り方なのか。
この明かりだとこういう風に見えるのか。
現場で見て、台本と照らし合わせながら出来上がった映像を観るのも勉強になります。
それでただちにお芝居が上手くなるかというと、そういうものではありません。
ただ、
あなたが仕事をする現場のレベルが上っていき、求められる演技レベルが上がっていくと、
それを知っているかどうかで芝居の精度が違ってきます。
今はまだそんなレベルじゃないからいいや、じゃなくて、
あなたが大きな役をもらえるようになった時のために。
今のうちから学んでおいた方がいいことです。
その時、必ず役に立つはずです。