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声のチカラをなめたらあかん
先日舞台を観に行った時のことなのですが、
出演者が20代中心で、各々の実力差がはっきりとある感じ。
内面の部分はある程度できている感じがするけど、体と声ができていない、
そんな人が多かったです。
それってもしかしたら、映像だったらわからないかもしれないし、
演出のテイストにもよるんですけど、
その公演での舞台表現を体現するには技術が追いついていない俳優が多く見られました。
ひとこと発しただけで
「芝居できそう」と「大丈夫かなこの人」っていう印象が分かれるもんだなあと、改めて思った次第です。
お芝居のレッスンを受けている人の中には、発声、滑舌の練習をしている人もいると思います。
滑舌が悪くてセリフが聞き取れないのは、聞く人にストレスを与えますから、改善した方がいいと思います。
が、個人的には、舞台俳優でなければ発声練習って必要あるかな?とは思います。
映画やドラマなどの映像の現場ではワイヤレスマイクであったり、録音部さんがセリフを拾ってくれますから。
あ、ちなみに映画の現場だと録音部、テレビだと音声さんと言ったりします。
映画の現場で昔気質の録音部さんに「音声さん」と言うと機嫌を損ねる場合があるので気をつけましょう笑笑
話を戻すと、映像の現場ではマイクが台詞を拾ってくれるので、デカい声が出なくても、ええ声が出なくても特に問題ありません。
相手との距離感や、感情、その場にふさわしい声量があれば十分です。
だから、舞台俳優でもないのに一生懸命発声練習に時間を費やして、それだけで努力した気になるのはもったいないなと。
その努力が無駄かというと、もちろんそんなことは無いですよ。ただ、
他にやった方がいいことがいっぱいあるのになと思います。
どうしもて発声滑舌が気になると言う人は、ボイストレーナーのところに行って教えてもらうことをお勧めします。
俳優に教えてもらうよりも早いです。
ボイストレーナーの当てがなければ紹介しますんで気軽に質問してみてください。
ところで自分の声って、どう思いますか?
声とか喋り方ってね、結構個性が出るじゃないですか。
例えばバラエティ番組なんかで、画面見てなくても誰が出てるかわかったりしますよね?
それって自分の武器にできないか、考えてみてください。
それから、映像の俳優は発声練習はいらないようなこと言いましたけど、
オーディションの時に声が小さすぎて審査員に声が届かないのは問題です。
特に第一声を大事にしてください。
プロフィールの印象とか、オーディションの部屋に入った時のあなたの印象が、
発声した瞬間に良くも悪くも変わるかもしれません。
ま、その辺は技術的なものよりも気持ちの問題だと思いますが、
相手に伝えたいという気持ちがなければいけません。
例えばオーディションの終盤で審査員が疲れてきていたら、
100%の集中力であなたのことを見てくれるとは限りません。
そこを発声一発で自分に気持ちを向けさせることもできます。
堂々と、はっきりと、個性を主張するつもりで声を出してください。
声の力って結構すごいんです。
意識して使っていきましょう。