Velo 第69回 VDC(試験を受ける)
VDCとは Velo Developer certification のことです。目的は以下の様に書いてあります。(Free Velo Certification & Exam | Wix Learn)
また受験に相応しい対象者の記載もあります。英語の壁があるので日本ではあまり合格者はいないのではと思っています。
VDCには2つのステップがあります。1つ目は今回紹介する「試験を受ける」です。そして2つ目は次回紹介する「プロジェクトを提出する」です。
試験を受ける
試験は30問4択(多肢選択を含む)50分です。ブラウザ上に問題が表示され、その場で回答していきます。合格点は75%つまり23問以上ですのでなかなか厳しいです。
問題・解答は全て英文で、Wix や Velo の知識が無ければ全く回答できません。基本情報技術者試験の様に、ある程度の教養があれば解ける問題はありません。つまり全く勉強せずに受験すれば7、8点ぐらいが平均的な得点になります。
受験対策
こう聞くと絶望的の様に思いますが対策はあります。実はこの試験は、一度失敗しても、何回でも、何時でも、受験し直せます。上図に示したように要綱にそう書いてあります。
つまり23問正解するまで事実上無制限に受験できます。その上無料です。また正解は表示されませんが採点は即時に行われます。
つまり何度も受験することで問題集が作れるのです。もちろん問題は毎回多少は変わりますが、それでも50問程度を回収すれば75%は十分射程圏内に入ります。おおよそ5~6回の受験で50問程度の立派な問題集を作ることが出来ます。
問題集を解く
そうして作った問題集を今度はある程度時間をかけて解きます。仲間がいると議論をしながら回答を作ることになるので大変楽しくまた励みになりますが、もちろん1人でも可能です。
解答は Wix や Velo のことが分かっていないと全然歯が立ちませんが、この時に APIレファレンス、ヘルプセンターなどが大変役に立ちます。多肢選択もあるので多少曖昧な回答しか得られない問題もあるかも知れませんが満点を取る訳ではないので気にしません。少しでも自信が付けばどんどん受験する方が賢明です。
恐らくこの受験対策は手抜きでも、一夜漬けでも、ズルい方法でもなく、推奨すべき非常に良い方法だと思っています。何故なら、問題として非常に良いものが提供されており、いずれ調べて知らなければならないことばかりだからです。そして回答を得るためにAPIリファレンスやヘルプセンターを調べたりすることこそが将来に渡って本当の学習になっています。
実際の問題例
英語ですがネットでも解説番組があります。How to get Certified as a Velo Developer (Wix Code)