Velo 第18回 データフックを使う
スプレッドシートのエクセルでは、セルに関数を書けば入力に応じて必要な計算を自動でやってくれます。
残念ながらコレクションにはそういう機能はありません。
しかし姓と名を入力すれば姓名は自動で得たいものです。
自動化するということは省力化だけでなく正確さも得ています。
同じデータは二度と入力しないのが鉄則です。
Velo にはデータフックという機能があり、コレクションへデータをインサートする前後でそのデータを活用するフックを仕掛けることが可能です。
フックコードはエディターが定めるバックエンドセクションの、data.js というファイル名のファイルの中に、定められた形式の export 文で定義します。
以下のコードをご覧下さい。
// data.js ファイルのコーディング
// コレクション(myCollection) へのインサートアイテムをインサートする前に
// firstnameプロパティ と lastnameプロパティ から fullnameプロパティ を作って
// アイテムに戻すフックです
export function myCollection_beforeInsert(item, context){
item.fullname = item.lastname + ' ' + item.firstname;
return item;
}
ファイルができたら、エディターのサイドバーの「バックエンド{ }」 をクリックし、「新規 jsファイル」としてこのファイルを登録すれば、コレクションへ新規データをインサートするたびにこのフックが掛かるようになります。
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