Velo 第22回 コレクションの計算フィールドとは
コレクションのフィールドは、通常フィールド、プライマリーフィールド、システムフィールド、計算フィールドの4種類に分類されます。
今回は計算フィールドについてのお話です。
計算フィールドと言うとエクセルのように「コレクションにも計算式が書けるのかな?」と思ったりしますが、そうではありません。
ここでの計算とは動的ページのURLを算出することを指します。
つまりアイテムを表示する動的ページの URLフィールドのことで、動的ページを作成すればシステムが自動的に作成してくれます。
次のコレクション(Friends) をご覧下さい。
このコレクションの動的アイテムページを作成します。
するとページ情報からURLが … /friends/{name} となっていることが分かります。
一方、動的アイテムページ作成後は、コレクションの新しいフィールドに /friends/saburo、/friends/jiro、/friends/taro とURL が入力されています。
この部分が今作成した動的アイテムページの計算フィールドです。
作成したのは動的アイテムページなので、URLは全て異なっています。
つまり各アイテムは異なるページに表示されることになります。
今度は同じコレクションで動的リストページを作ってみましょう。
するとページ情報から URLが … /friends-1/となっていることが分かります。
一方、動的リストページ作成後は、コレクションの新しいフィールドに /friends-1/、/ friends-1/、/friends-1/ とURL が入力されています。
この部分が今作成した動的リストページの計算フィールドです。
作成したのは動的リストフィールドなので、URLは全て同じになっています。
つまり全アイテムは同じページに表示されることになります。実際このページにはデータセットやリピーターが載せられ全てのアイテムが表示されています。
最後にもう一つのコレクション(Songs) の動的リストページを作って見ましょう。
favarite フィールドには3人の名前が登録されていますのでこのフィールドでURLを作ります。
ページ情報からURLが … /songs /{favarite} となっていることが分かります。
一方、動的リストページ作成後は、コレクションの新しいフィールドに /songs/taro、/songs/jiro、/songs/saburo とURL が入力されています。
この部分が今作成した動的リストページの計算フィールドです。
同じURLが散らばっているところがこの話の大事なところです。
同じURLをもつアイテムは同じ動的リストページに表示されることになります。
以下の動的リストページを覧下さい。
Taro のお気にいりの曲が漏れなく表示されています。
動的リストページにはリピーターが乗りますのでこういう表示になります。一方、動的アイテムページにはリピーターが乗りませんのでこういう表示にはなりません。
Velo開発のご依頼はこちら