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フジテックの内山会長の賛否予想②〜機関投資家の賛否〜
前回はフジテックに行使における基礎的な面を分析した。
本noteでは主要機関投資家の賛否を分析して行こうと思う。
前回のNoteでフジテックにとって重要な投資家として、
①三井住友トラストグループ、②ティー・ロウ・プライス・ジャパン、③オアシスマネジメント、④アーチザン・インベストメンツ、⑤Asset Value Investorの5つの投資家をあげさせていただいた(以下画像参照)。
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上記の投資家達だけで発行済みの3割を超えており、同社達の行使により内山会長が選任されるか否かが決まると言っても過言ではないです。今回はこの5つの投資家の内、①三井住友グループと②ティー・ロウ・プライス・ジャパンと③オアシス・マネジメントの議決権行使についての予想をしていこうと思う。
簡易的な分析であり、結果を保証するものでない点はご留意いただきたい。
(ご参考)前回のフジテックの基礎情報を分析したnote
https://note.com/preview/n4aeefed6a84b?prev_access_key=98bb5229cad579c893cf24b8965f2fdc
⭐️主要投資家の行使のポイント
①三井住友トラストグループ
同グループの発行済株式数に対する保有比率は以下の通り。2022年3月末に比較的近いタイミングで開示されている情報であり、基準日(3月31日)に於いても同程度の保有であると推察される。
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・三井住友信託銀行
同社は銀行勘定の保有であり、おそらく「賛成」と想定される
・三井住友トラスト・アセットマネジメント
業績基準等はおそらく問題ない。同社に関しては今回のフジテックに対するオアシスの指摘が「ガバナンスの不全」に当たるかどうかが重要と思う。
同社はガバナンス不全の場合、それに関与した取締役の選任には反対するいう議決権行使ガイドラインを定めている(以下を参照)。
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直近の類似の事例での行使は見つからなかったが、同社は2021年6月総会でアクティビストのLIMアドバイザーズがユニデンHDに対して提出した不祥事当時の監査役の黒田氏の解任議案には反対していることから、株主からの指摘のみで安易に不祥事基準を判断はしないと思うので、「賛成」であると思われる。
ただオアシスが三井住友トラストアセットマネジメントへ対話をしてフジテックのガバナンス不全を直接指摘していた場合、「反対」行使もありうると思う。
・日興アセットマネジメント
取締役選任議案に対しての議決権行使基準は以下の通り。
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(5)のその他、中長期的な株主価値向上の観点で経営おの取り組みが不十分と判断される場合か否かが重要であると思われる。
類似の事例での行使事例は中々見つけられんかったが同社は2021年6月総会でアクティビストのLIMアドバイザーズがユニデンHDに対して提出した不祥事当時の監査役の黒田氏の解任議案には賛成しており、不祥事と判断する基準は三井住友トラストアセットマネジメントよりもバーが低いと思われる。その為今回は保守的「反対」と予想。
②ティーロウ・プライス・ジャパン
同社の発行済株式数に対する保有比率は以下の通り。約1年半前の提出ではあるがそれ以外に3月末時点での提出はないことから7.17%〜9.15%の間の保有割合であると思われる。
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同社の取締役選任の議決権行使ガイドラインは以下の通り。
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「原則賛成」とのことだが議決権行使助言会社2社とも反対しており、同社がISSのレポートを行使の際の参考にしていることを鑑みると「反対」もしくは「棄権」であると思われる。
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③オアシス・マネジメント
同社の発行済株式数に対する保有比率は以下の通り。
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そして同社はもちろん内山会長の選任には「反対」である。
以上機関投資家の行使予想をまとめていきました。
次回は残っている主要機関投資家の行使を予想していきたいと思う。
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