【使い方解説】住宅弱者にフレンドリーな不動産会社を探せるFRIENDLY DOORとは
お部屋探しに必要なものとは何でしょう? 物件を調べる情報収集力でしょうか? お金でしょうか? 確かにどれも重要ですが、一番重要なのは「安心して任せられる不動産会社との出会い」ではないでしょうか。
特に、高齢者、外国籍、LGBTQ、障害者、シングルマザー・ファザーなど、自身のバックグラウンドゆえにお部屋探しが思うようにいかない人の場合、お部屋探し自体をあきらめてしまうことも少なくないそうです。
そのミスマッチを解消すべく、FRIENDLY DOORでは住宅弱者のカテゴリー別に不動産会社が探せる「住宅弱者カテゴリー別フレンドリー不動産会社検索」を提供しています。
今回はこのサービスをもっとたくさんの方々に知ってもらうため、その内容と利用のメリット、実際の使い方をご紹介します。
※LGBTQ表記について:本記事ではセクシュアルマイノリティを表す総称としてLGBTQを用いています。
※障害者表記について:当事者の方々の思いに寄り添うとともに、当事者の方の社会参加を阻むさまざまな障害に真摯に向き合い、解決していくことを目指して、本文では「障害者」という表記を用いています。
FRIENDLY DOORはどんなサービス?
LIFULL HOME’S FRIENDLY DOORは、LIFULL HOME’S が取り組む”ACTION FOR ALL”プロジェクトの一つです。
FRIENDLY DOORでは、個人が抱えるさまざまなバックグラウンドにより住宅を借りづらいユーザー(住宅弱者)と不動産会社、それぞれに向けたサービスを展開しています。(それぞれの内容については、FRIENDLY DOOR紹介記事をご覧ください)
FRIENDLY DOORの主なサービスが、「住宅弱者カテゴリー別フレンドリー不動産会社検索」です。この検索は、住まい探しに抵抗を感じやすいユーザーの心的負荷を下げ、満足のいく住まい探しができることを目的に運営されています。
お部屋探しの窓口ともいえる、不動産会社。このサービスでは、住宅を借りづらい要因となるバックグラウンドに対して理解があり、安心して住まいの相談ができる“フレンドリーな不動産会社”を、エリアを絞って探すことができます。
「住宅弱者」が住み替えをしたいときに安心して相談できる不動産会社との出会いを
「住宅弱者カテゴリー別フレンドリー不動産会社検索」は、2023年7月時点で9つのカテゴリー(外国籍、LGBTQ、生活保護利用者、高齢者、シングルマザー・ファザー、被災者、障害者、家族に頼れない若者、フリーランス)で展開されています。
FRIENDLY DOORに掲載される不動産会社は、FRIENDLY DOORの趣旨に賛同し、上記カテゴリーの方々へ親身に対応できると表明している会社のみとなっています。
「でも、カテゴライズされることで、選べる物件が少なくなってしまうんじゃ?」「フレンドリーをうたう物件しか探せないのでは?」と思われるかもしれませんが、この検索はそもそも“不動産会社とのマッチング”のためのもの。スムーズな住まい探しをサポートできる不動産会社や担当者と出会いやすくなるためのサービスであり、紹介される物件が制限されるわけではありません。
理解のある不動産会社と出会えることで、問合せ前の「門前払いされるのでは」「不快な態度をされるのでは」といった不安を感じることなく、お部屋探しをスタートすることができます。また、エリアごとの検索に対応しているため、自分が希望するエリアに詳しいフレンドリーな不動産会社を探すことができます。
FRIENDLY DOORの使い方
では次に、実際に使い方を順を追って見ていきます。お手持ちのパソコンや携帯で、実際に動かしながら操作をしてみてください。
1.FRIENDLY DOORトップページ にアクセス
まずはFRIENDLY DOORのトップページにアクセス。
ロゴの下にある「相談できる会社を探す↓」のボタンを押す(VoiceOverではアクティベートする・以下クリック/タップの動作で同様)か、ページをスクロールしてページ中央へ移動します。
2.ページ中央「相談できる不動産会社を探す」のカテゴリーを選ぶ
● 外国籍フレンドリー
● LGBTQフレンドリー
● 生活保護利用者フレンドリー
● 高齢者フレンドリー
● シングルマザー・ファザーフレンドリー
● 被災者フレンドリー
● 障害者フレンドリー
● 家族に頼れない若者フレンドリー
● フリーランスフレンドリー
の9つのカテゴリーから、「探す」ボタンを押します。
以降は例として外国籍フレンドリーカテゴリーで見ていきましょう。
3.都道府県のエリアを選ぶ
カテゴリーボタンを選んで進むと、カテゴリーのアイコンと一緒に「●●●フレンドリーな不動産会社を探す」というタイトルとともに、Webでは日本地図とともに47都道府県が、スマホでは7つの地方が表示されます。
そこから、希望のエリアを絞ります。
Webの場合は直接都道府県名をクリック、スマホの場合は地方名をタップすると都道府県が表示されるので、希望の都道府県名をタップします。ここでは例として東京都を選択してみます。
4.不動産会社を閲覧する
すると、エリア内の不動産会社のヒット件数とともに、不動産会社各社の概要が一覧表示されます。
掲載されている「外国籍フレンドリー」な不動産会社は、外国籍の方の住まい探しの難しさに理解があり、希望の住まいに入居できるようサポートする姿勢を表明している会社、ということになります。
コメントやエリア、他のフレンドリーカテゴリーなど、各社の情報を見て、相談したい不動産会社を選んでください。
実際に問合せをしたい場合には、メールか電話で可能です。
会社概要の下部にある、メールのアイコンがついた「入力は1分で完了! メールでお問合せ」のボタンを押すとメーラーが起動、電話のマークがついた「賃貸のお問合せ」のボタンを押すと電話が起動して、すぐにお問合せができます。
5.詳細エリアや路線で選びたいときには「詳細エリアを指定」で変更可能
手順4で表示されている状態では「●●県全域」という指定になっています。「都道府県では範囲が広すぎる」という場合には、よりエリアを絞って検索をすることができます。
ページ最上部にある「詳細エリアの指定」から、「変更」を押します。
すると、「市区町村から絞り込む」「路線・駅から絞り込む」の2つのボタンが表示されます。
「市区町村から絞り込む」のボタンを押すと、チェックボックスの付いた市区町村名が一覧で表示されます。希望のエリアにチェックを入れ「検索する」のボタンを押すと、再検索された不動産会社一覧が表示されます。
「路線・駅から絞り込む」のボタンを押すと、チェックボックスの付いた路線名のタブが表示されます。路線名をクリックかタップ(あるいはアクティベート)すると、路線の駅名がチェックボックス付きで表示されます。
路線全体で選ぶ場合は路線名のチェックボックスにチェックを、特定の駅を指定する場合にはご希望の駅名のチェックボックスにチェックを入れて、「検索する」ボタンを押します。すると、再検索された不動産会社一覧が表示されます。
希望エリアで選ぶもよし、行きやすい路線や駅から選ぶもよし、ご自分に合った選び方で不動産会社を探してみてください。
もしFRIENDLY DOORを通じてお部屋が見つからなかったら
FRIENDLY DOORを通じてお部屋探しをスタートしたものの、「不動産会社から返信が来ない」「不動産会社に訪問したが、住み替えが実現しなかった」など、お困りごとがあった場合には、FRIENDLY DOOR専用の相談窓口へご一報ください。
FRIENDLY DOORで検索後に出てくる各不動産会社の概要の下部、「賃貸のお問合せ」ボタンの下にある「お問合せ後、物件が見つからない方はこちら」のリンクから、あるいはこちらのURL(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc-RPyzIwbrEIypy8O3b4mUj5tlzJxdVPG5DLg3T2pA1441dw/viewform)
からアクセスできます。
お名前、お名前のふりがな、電話番号、メールアドレス、問合せされた不動産会社名・店舗名、不動産会社に問合せされた日付など必要事項を入力のうえ、送信します。
フォームを送信した後は、LIFULL HOME'Sの相談窓口担当者より5営業日以内にご連絡します。お部屋探しの個別相談や、居住支援法人・不動産会社へおつなぎする等、住まい探しのお困りごとに対応しますので、遠慮なくお話ししてください。
おわりに
2019年11月に4カテゴリーからスタートしたFRIENDLY DOOR。現在は9つに増え、住まい探しに困っている方をサポートする領域がさらに広がりました。
登録不動産会社数も日々増加し、2023年5月時点で4,873店舗が参画しています。FRIENDLY DOORを通じて住み替えが実現した方からは、「ホームズさんのおかげ、ありがとう」といった声もいただけ、スタッフ一同胸を熱くしています。
一緒にお部屋探しをする“心強いパートナー”を、FRIENDLY DOORでぜひ見つけてみてください。