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「ノービジョン・ダンジョン 見えない世界で宝物を探そう!」~地球を笑顔にする広場2024秋~           スタッフ体験記🎵

2024年11月9日(土)
「ノービジョン・ダンジョン 見えない世界で宝物を探そう!~ブラインドコミュニケーター石井健介~」in 地球を笑顔にする広場
スタッフ体験記

「地球を笑顔にする広場2024秋」でボランティアスタッフとして参加してくれたACTIONメンバー玉置紗也さんによる体験リポート👀

玉置紗也さん(明治大学1年生)

 ノービジョン・ダンジョンは、アイマスクをして白杖と仲間の声を頼りに障害物を避けて進み、ゴールで宝物を探し当てるというワークショップです。最初はアイマスクをするのを怖がっていた子も、お母さんが体験しているのを見て「面白そう」と言い体験してくれたり、兄弟で体験役・サポート役を入れ替えて体験してくれたり、半日だけで多くの子どもたちが訪れ、たくさんの笑顔が見られました。

参加者は最初戸惑っていたものの、ゴール付近まで来る頃には障害物を上手に避けて通れました✨

 お手伝いをする中で、ブラインドコミュニケーターの石井健介さんが子どもたちに自己紹介をしている時、「目を“使わずに”生活している」と仰っていたのが印象的でした。私たちはよく、ブラインドの方を「目が“見えない”」と言います。見えるー見えない。そんな「can(できる)-cannot(できない)」の対立の関係で見てしまいがちですが、それはまるで、できることが良くてできないことが悪いように思えてしまいます。本当は、そこに差なんてないはずです。そこをフラットにする、「使わない」という表現が素敵だなと思いました。

 SDGsジャンクションからは日比アナウンサーが体験に来られ、私は日比さんのサポートもしました。日比さんがゴールに辿り着いて宝物が置いてある机に触る時、「『もうちょっと前』より、『前に机があるよ』と言われた方が高さがイメージできて手を伸ばしやすい」と仰っていました。その時、「ちょっと」や「あっち/こっち」といった言葉は、目を使っているからこその表現なのだと気付きました。相手の立場に立って考えることの大切さと難しさを改めて感じました。

 ゴールでは、スタートで選んだものと同じ宝物(=チョコ)を目を使わずに探し当てるのですが、みんな苦戦していて、正解率は半分ほどでした。人間が視覚から得ている情報は8割以上にもなると言います。ふだんどれだけ私たちが目に頼って他の感覚を使うことをサボっていることか、私も体験してみて痛感しました。これを読んでくれたみなさん、目をつぶってご飯を食べてみてください。音楽を聴いてみてください。電車に揺られてみてください。聴覚、嗅覚、触覚、味覚を研ぎ澄ましてみましょう。新しい世界が“見える”かもしれませんよ。

ブラインドコミュニケーターの小川まりなさん&石井健介さんと日比麻音子アナウンサーと一緒にパシャリ📷

玉置さん、ありがとうございました🙌

当日の様子は後日、日比麻音子アナウンサーがナビゲーターを務めるTBSラジオPodcast『SDGsジャンクション~地球を笑顔にするラジオ~でOA中!ぜひこちらもお聞きください(^◇^)

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