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1日10分の免疫学

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「エッセンシャル免疫学第3版」の公開型自主勉のまとめ。
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2021年2月の記事一覧

1日10分の免疫学(60)移植と免疫➁

1日10分の免疫学(60)移植と免疫➁

臓器移植の拒絶反応は遺伝子差異が原因本「移植組織や臓器に対する免疫応答は遺伝子差異が原因で起こる。最も重要な差異は、きわめて多型のHLAの違い。これらは移植抗原、主要組織適合抗原と呼ばれる。どの組織が移植されたかにより2つの異なるアロ反応が起こりうる」

◆復習メモ
アロ抗原(alloantigen同種異系抗原、同種抗原)
:MHC分子のように同じ種でも個体間で異なる自己抗原のこと。
アロ抗原で起

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1日10分の免疫学(61)移植と免疫③

1日10分の免疫学(61)移植と免疫③

移植臓器への慢性拒絶反応本「移植臓器は、慢性拒絶反応chronic rejectionの標的にもなる」
大林「超急性、急性ときて次に慢性かぁ……臓器移植って思ってた以上に大変だ」
本「慢性拒絶反応は、移植後数カ月から数年たってから、血管壁の肥厚と血管腔の狭窄が起こり、血液量が不足して虚血、機能不全となる」
大林「数ヵ月から数年?!そんなじわじわくるの?血管壁が厚くなるのは、炎症で血管壁が傷ついて、

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1日10分の免疫学(62)移植と免疫④

1日10分の免疫学(62)移植と免疫④

腎移植における免疫抑制
本「腎移植を例に、臓器移植で行う免疫抑制について紹介します」
大林「免疫抑制剤を使うと、感染症にかかりやすいから病原体感染の対策も必要になりそう」
本「免疫抑制剤の副作用の1つとして、腫瘍もある。移植患者の腫瘍発生率は、移植を受けていない患者の平均3倍」
大林「細胞傷害性T細胞(CTL)も抑制されるからか……」

本「まず、移植の前に免疫抑制状態を誘導する」
大林「免疫抑制

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1日10分の免疫学(63)移植と免疫⑤

1日10分の免疫学(63)移植と免疫⑤

造血細胞移植について本「次は造血細胞の移植について」
大林「点滴で移植するんだよね、移植自体は割と簡単……その前の処置が大変だけど」
本「固形臓器の移植とは異なり、提供者は患者の数よりはるかに多いがHLAが十分に一致したドナーを見つけることは難しい」
大林「確率低いんだよねぇ」
日本造血細胞移植学会「HLAが一致する確率は、兄弟では30%、親子では稀、非血縁者間では数百~数万分の一」

大林「子供

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