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大林河
2020年4月3日 21:35
本「T細胞はスフィンゴシン1-リン酸(S1P)の濃度勾配により、リンパ節を出ていく」大林「S1Pはリンパ節の中より外の方が濃いのか。細胞にはヒトみたいな『思考』があるわけじゃないから、濃度勾配で動きがコントロールされてる…」「生化学84巻2号」細胞内外で機能するスフィンゴシン1リン酸(S1P)の役割↓↓本「S1Pの受容体は、ナイーブT細胞が抗原を認識すると発現するCD69によって細胞内に
2020年4月10日 20:29
本「IL-2はT細胞の増殖と分化に必須であり、活性化T細胞自身によって合成・分泌され、それを作ったT細胞自身に作用する(オートクラインautocrine)」大林「自分で作って自分に作用するのがオートクラインで、他の細胞のが作用する時はパラクラインだよね」IL-2(インターロイキン2; Interleukin-2):ナイーブT細胞や、Th1から分泌されるサイトカイン。細胞性免疫に関与している
2020年4月17日 20:14
本「ナイーブT細胞の分化経路を決めるのは周辺にあるサイトカインです」◆サイトカイン(cytokine) :細胞が分泌する低分子のタンパク質で生理活性物質の総称。細胞間の相互作用に関与する。cyto(細胞)+kine(作動因子※)の造語※kinein:「動く」(ギリシア語)に由来する◆サイトカインの種類ケモカイン(Chemokine):白血球(免疫細胞)を遊走させる(=感染現場に呼
2020年4月24日 20:16
本「Th1はTh1の分化を誘導し、Th2はTh2の分化を誘導する……これを『極性(polarization)をもったT細胞応答』と呼ぶ」大林「Th1とTh2の派閥争いって名前あったんだ?!」◆『極性を持ったT細胞応答』……Th1、Th2のどちらかが優位になる応答本「Th1に極性をもつ応答は細胞性免疫で、免疫応答のエフェクター細胞が優位となる応答に相当する」大林「その免疫応答のエフェクタ