ABC Classicカウントダウン「楽器」を(完全に)終えて
ちょっと遅れましたがカウントダウン振り返り記事です。
事前に書いた記事はこちら。
リハーサルやなんかでばたばたしていたのでリアルタイムで全部聞けず後述の予想に関した細かいところ含めそこから続くばたばたの間を縫ってじっくり聞くことになったので時間がかかりました。
でも全部リアルタイムで聞きたかった!小ネタといえばいいのか、少なくとも規模としては小ネタくらいの面白要素がたくさんあったので実際の音楽ももちろんですがトークやリスナーの反応まで一緒に楽しみながらカウントダウンしたかったです。
あと後日メルボルンで開催されたカウントダウンコンサートのテレビ放送まで見ました。これはこれで実際のカウントダウンでカバーしてなかった選曲なんかもあって良かったです。
こういうクラシック音楽系のカウントダウンって上位に来るとドキドキが逆に減る場合もありますが、今回は10位ちょっと前くらいから展開に意外さがあって楽しかったです。
まずは1位から10位の結果をどうぞ。
チェロがピアノを押さえて1位ですよ。これは結構どんでん返しといえるのではないでしょうか。あとクラリネットとオーボエの順位もざわつきましたしベスト10に突入する前にフルートが11位に出たときもなかなか大きいリアクションがあったようです。その辺りから反応の強度がぐっと上がったのがまた今回のカウントダウンが面白かったことの一つの指標かも・・・?
100位までのラインアップはこちら。注目ポイントはオルガンの順位がかなり高かったこと、声楽でもメゾソプラノ・アルト・コントラルトが束になってソプラノを順位1つ分上回ったこと、クラシック音楽以外からランクインしている楽器の多様さ(みんなウードとか好きだなー)、大砲が無事79位に入ったこと(しかも1812年序曲以外にも使用例の曲があった)などなど。それからオカリナ(77位)ではゼルダの伝説の音楽が流れたり、クラシック音楽に限らず映画音楽を筆頭に色んなところから音楽を引っ張ってくる範囲の広さも今回楽しかったところでした。
そして恒例の101位から200位までのラインアップもどうぞ。多様さがすごい。
あと放送のハイライトとしてはちょこちょこスタジオでの演奏があったり(カズーとか)、あと特定の楽器のクラシック音楽外での使用例をダイジェストで紹介する時のチョイスが色々楽しかったです。エレキギターのリフ集とか定番だけど改めていいなと思える時間でした。さらに恒例の「こんなことしながら聞いてます」というリスナーからのお便りだけでなく色んな人が楽器との出会いや思い出を語る場にもなったり、人それぞれで楽器それぞれ、そしてその関係性も唯一無二なんだなと改めて噛みしめるカウントダウンでした。
後から聞き返すにも良いのでListen Againのリンクも貼っておきます。ながら聴きでも楽しいので是非。いくつかに分かれてますが下位は下位の、上位は上位の楽しさがあってまた興味深いです。
さて、私が投票した10つの楽器の結果はこうなりました。
チェロ1位は前述の通りですがビオラ13位、チェレスタ51位も大健闘だと思います。100位に入らなかった楽器3つもそう遠くないところに入ってて概ね納得&満足かな。
そしてカウントダウン前に設定した10の予想の結果は以下の通り。
ドラムキットはやられたなー。私が学生の頃でも丸い練習用のパッドみたいなのを持ってレッスンに行ってた人も結構いたし実際演奏する人の人数を考えるとやっぱり上位にはくるか。オーボエがクラリネットを上回るのはまあ近かったし、モーツァルトかモリコーネかみたいな所で勝負が分かれるのは想定内だったので。
ただ予想(10)はほんとリアルタイムで追っかけたかった。後から精査したらリーチになってた箇所が何回かあったので。リアタイできてれば途中のドキドキ具合とか考えてもかなり良い予想になってたはず。
あと後から聞き返して思ったのですが「同じ曲の別バージョンが流れる」みたいな予想も入れれば良かったですね。100位のKeytarと3位のバイオリンで同じパガニーニが使われたので。バッハのチェロ無伴奏のやつも確か複数回使われてた。きっと今回のテーマ以外でも使えると思うので今後に覚えておきたい。
余談ですがサッカーの方で女子ワールドカップでこういう10の予想を設定してみて、音楽の方で考えたノウハウを応用できてる・・・かな?トーナメントなりカウントダウンなり色んな機会で最初から最後まで様々なアングルで楽しみが増えるような予想を作っていきたいです。