「国交省辞めて、コーチになります!」 第9話 辞職報告。周囲の反応は?
辞職を決断し、上司に報告するタイミングを決めたのは前回(8話)に書きました。
思い起こすと誰にも相談せずに決めたような気がします。
相談すると反対されるような気がしていました。
そりゃぁ、そうですよね。国家公務員と言えば超安定した仕事。
一般的には収入も安定している。田舎にいると大企業並かそれ以上の扱いです。
クビになるならともかく、自分から辞めるなんて・・・
家族に告げました。
母は3年前に他界していましたので、まずは父に話しました。
少し残念そうでしたが、「お前が決めたのなら仕方ないな」って感じでしたね。
国土交通省は建設業界のピラミッドのトップに位置する組織です。順調に昇進もしていましたし、残念に思っていたことは間違いないでしょう。
例の姉はどちらかというと応援していましたね。コーチングを学んで私が人間的に大きく変化したと思っているらしく、可能性を信じてくれていたのかな?いや、無いな(笑)
家庭を持っていなかったので、反対がなかったのかな?とも思います。
面白かったのは、身内は遠くなるほど「なんで!」「どうして!」「何をやろうとしているの!」「もったいない!」と言っていたこと。不思議ですよね。
いよいよ課長に話すときが来ました。今年度いっぱいで辞めること、コーチとして独立することを話しました。
課長は落ち着いて淡々と聞いてくれました。
その時に言われたことを覚えています。
「今のご時世、止めた方がいいのかどうか、私にもわからない。今の仕事が嫌になってと言うなら止めるが、やりたいことがあるというなら応援したい気持ちもある。」確かこのようなことだったと思います。
当時は民主党政権下。公共事業に対する風当たりも強く、今後これまで行ってきたやり方が大きく変わる可能性もある。そんな中で出た言葉です。
これで大きなイベントを越えました。「辞職願」を提出しましたが、いつだったか時期は覚えていません。それくらいあっさりしていました。
噂を聞きつけた同僚・先輩からいろいろと声をかけてもらいました。
興味を持って聞かれましたが概ね好感・応援するといった感じでした。
中には「自分ばっかりここから抜け出す方法を見つけやがって!」と羨ましがる声も。
本音ではそう考えている人もいるんですね。
国土交通行政には必要性を感じていましたし、誇りも持っていました。
高め合える同僚や先輩後輩もいました。特に砂防地すべり急傾斜の専門としてやりがいもありました。
ただそれ以上に「やりたいこと」がみつかったと言うことです。
将来や「老後」と言われる時期も考慮し、自分で決めたことです。
インナーゲームで言う「信頼」と「選択」ですね。今振り返ると「知覚」はもう少しやっても良かったかな。
企業研修、特に若年者が対象の時に必ず言っています。
「今の環境が嫌で辞めるのなら、どこに行っても大小違いはあっても嫌なことはあります。本当にやりたいことがみつかったら、迷わず進んでください。」と。
今でもこのタイミングで辞職したことを全く後悔していません。
でも、もし目の前に同じ年齢・同じ境遇の人が同じように辞職を考えていたら、間違いなく「早まるな!よく考えろ!もっと選択肢を増やすんだ!」と言うでしょうね。
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