「選択肢のない幸せ」もある:能力を引き出す選択肢の持ち方

アクトフォーカス・スタッフゆうすけです。


新聞で『東京商店夫婦』という本の書評を読みました。
その中に「生まれた時から家業をしょってたから、迷いも不安もなかった。選択肢ばっかりの今の人より幸せよ」という一文が紹介されていました。


インナーゲームの考え方では「選択肢は多ければ多いほどよい」が基本です。
では、「選択肢ばっかりの今の人より幸せ」はインナーゲームではあり得ないのでしょうか。


答えは「“選択肢のない幸せ”はある」です。


インナーゲームの目的は「持っている能力を最大限に発揮すること」です。
その先には「自分らしくイキイキ過ごす」ことがあります。


それに必要なのは「明確な目標」です。


明確な目標には、心からの「楽しい」「納得」「前向き」といったプラス要素が必要です。
そこで「家業を背負う選択肢しかない」となったときに「よっしゃ、やったるか!」と前向きになれば、「明確な目標」だと言えます。


もちろん、その目標が最良かどうか問い続けることは必要です。
問い続けることで、無意識=セルフ2が常に確認作業をしてくれます。


その上で「OK」を出し続けられるなら、意識=セルフ1の段階では「それで十分!」です。


よくあるのが、意識の段階で選択肢を出さなければ、捻り出そう、と頑張ることです。
それは、選択肢は多く出るかもしれませんが、プラス要素がないためにセルフ2があまり発揮されません。


明確な目標をひとつ定めたら、その後のこと…
目標に向かう行動の気づき・選択、そして明確な目標に向かう現状の確認はセルフ2にお任せする。


そうすることで、「“ただひとつ”のことをしている」ように見えても、実に柔軟に最適な行動を選択できます。


ここまで書いたことを元にすると、
「生まれた時から家業をしょってたから、迷いも不安もなかった。選択肢ばっかりの今の人より幸せよ」
この言葉は、能力を最大限に発揮する“選択”をしているとさえ思えます。


選択肢は多い少ないではなく、その人・そのときの「最適」をセルフ2で導き出すのが、明るく前向きに進むコツではないかと思います。


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