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「国交省辞めて、コーチになります!」 第16話 なぜか研修講師に
独立して1年が過ぎ、極少数のクライアントさんに対してコーチングを行う状況で一向にビジネスとして生活できる水準ではありません。
そんな私にある研修会社の社長が声をかけてくれました。コーチングスクールがご縁で知り合った方です。
「企業研修をやりませんか?」
その言葉に私は、
「メンタルコーチになるために独立したので、研修講師は考えていません。」
と答えていました。
もちろん本音ですが、それ以上に自信が無かったんです。
自分自身にも自分の知識や経験にも。
それでもその社長さんは、「一度やってみて、合わなかったらそれ以降やらなくてもいいから。」みたいなことを言ってくれました。
そして、
私「どんなテーマなんですか?」
社長「クレーム対応の研修です。」
私「クレーム対応なんてやったこと無いです。無理です。
社長「だったらクレームをテーマに何が出来ますか?」
しばらく考えて、
私「クレーム防止のコミュニケーションならやれるかも・・・」
社長「それで行きましょう!」
こうやって初めての企業研修講師の仕事が決定しました。
その社長さんはなんと根気強く声かけをしてくれたことか。
「じゃぁ、いいよ。」といつでも言えたのに・・・
今ならわかります。
ビッグチャンスが通り過ぎるどころか、立ち止まってくれたと言うことを。
研修講師として仕事を受注する際に最初に聞かれるのは、「実績は?」です。
初めてやるのに実績を求められるのです。
つまり、その最初の受注が一番ハードルが高いのです。
ここでの学びは、「信用できる人の声かけは信じてみること。『やってみない?』はその人から見て『やれる』の評価だということ。」
出来る出来ない、やれるやれないはやってみてから考えること。
実際に研修講師を行ってみると、自分が伝えたことに頷きながら聞いてくれたこと、ワーク等楽しそうに取り組んでくれたことに対して達成感や喜びを感じている自分がいました。
やってみたら楽しいんです。
こうやって今ではビジネスの柱となる企業研修講師としての活動が始まりました。
とは言ってもしばらくは受注量が少ないので苦しい生活は続くんですけどね。
それでもこの出来事が自分の意識を大きく変えるきっかけとなり、
今でも「頼まれごとは試されごと」、
「相手の見る目を信じてまずは全力でやってみる。」
と言う考えで仕事を受けるようにしています。
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