エネルギーから地方都市のグリーン成長を考える!~actcoin MeetUp!@KitaQ 開催レポート~
こんにちは!
actcoinスタッフの伊崎です。
actcoinはNPOや民間企業だけでなく全国の自治体との連携も絶賛拡大中ですが、今回は特に強力なパートナーシップを結んでいる福岡県北九州市におけるイベントレポートをお届けします。
▼イベントページはこちら!▼
イベント概要
今回のテーマはずばり、「エネルギーから持続可能な北九州を考える」。 actcoinとタッグを組んで「KitaQ Zero Carbon」プロジェクトを推し進める北九州市環境局さんと、電力事業を通した地方創生を目指す株式会社北九州パワーさんをゲストとしてお呼びし、エネルギーという切り口から地域活性化やまちの持続可能性について学ぶオフラインイベントを開催しました。
場所は『北九州まなびとESDステーション』さんです。ESDとは「Education for Sustainable Development」、つまり持続可能な社会実現を目指した学習・教育活動のことであり、まさに今回の企画にもピッタリな施設をお借りすることができました。
北九州市のグリーン成長に向けた取組
冒頭で簡単にactcoinの説明を行ったのち、さっそく北九州市環境局グリーン成長推進課の小田さんより、北九州市の先進的な環境・エネルギー政策についてご講演いただきました。
パリ協定に始まる脱炭素の動向、公害克服以来の北九州市の環境施策、そしてこれからまちとしてどのような取り組みに注力していくかという展望まで、幅広くお話を伺いました。
洋上風力発電、水素パイプライン、太陽光パネルリサイクルなど、多様な施策を打ち出しながら全国でも屈指の環境都市として先陣を切る北九州市。
環境都市としての評価では「東の横浜、西の北九州」なんて言葉もあるそうです。
近隣十七都市を巻き込んで環境省の「脱炭素先行地域」認定も獲得し、一都市だけでなく、都市圏域全体としても脱炭素を推し進める北九州市の環境政策に、今後も要注目です!
エネルギーから持続可能な北九州を考える
続いて、本日の目玉ゲストである株式会社北九州パワーさんより、営業企画課長の森永さんのご登壇です。
そもそも新電力とは?電力自由化とは?といったお話に始まり、その流れの中で生まれた「自治体新電力」という新しい電力会社のかたちについてご説明いただきました。
北九州パワーさんは、北九州市が筆頭株主となり、そこに地域企業がお金を出し合う形で誕生しました。その目的が、公共施設の電気料金を下げて大事な税金を節約したり、地域の中でお金が回る仕組みを作って地域経済を盛り上げたりすることにあるというのは、意外と知られていないかもしれません。
販売する電力もごみ焼却炉の余剰エネルギーを用いた電気がメインであり、化石燃料を使わないクリーンな電気を北九州市内に届けていらっしゃいます。
また、ウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰で全国の電力会社が苦戦する中、北九州パワーさんが安定して業績を伸ばし続けている背景もご説明いただきました。
参加者の声
イベント終了後、参加された北九州市民の方から「初めて聞く話ばかりだった。北九州市におけるこうした取り組みは、もっと広く市民に知られた方が良い!」という力強いご意見を頂きました。
その一助となれるよう、actcoinとして引き続きこうしたイベント企画を進めてまいりますので、今回のご参加がかなわなかった方も是非次回の開催を楽しみにお待ちください!
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