受賞者インタビュー⑥習慣コイン グランプリ堀井紫絵奈さん【actcoin 5th Anniversary】
皆さん、こんにちは。actcoinスタッフの黒木です!
本日は、actcoin 5th Anniversaryで「習慣コイン賞グランプリ」を受賞した堀井紫絵奈さんです。
このたびは受賞おめでとうございます。ご感想をぜひ聞かせてください。
正直、「賞をもらった」という実感が湧かないというのが率直な感想です。actcoinに登録をしてから毎日デイリーアクションを行っていて、それが日々の当たり前になっています。デイリーアクションを設定すると日々の生活意識が変わり、毎日いい影響を貰っているので、表彰していただけてとても嬉しいです。
実は以前もデイリーアクション機能で表彰していただいたので、再度受賞できたことも嬉しく思います。
ー 副賞は、どのセットを選ばれましたか?
「学び」がテーマになっているセットBを選びました。
書籍『WE ARE LEARNING #地球と生きるに一票』は、学校の朝の読書の時間で読んでいます。学校では社会課題の認知普及のためのアクションをあまり起こしていないのですが、本などのアイテムで少しずつ広めていけたらとも思っています。
『竹紙100ノート』は、メモ帳として愛用しています。さらさらしていて文字が書きやすいです!
また、いただいた薔薇はドライフラワーにして、長く家に置いています。
ー 堀井さんは、actcoin 5th Anniversaryにも参加いただきました。イベントの感想を教えていただけますか?
印象に残っているのは、表彰式の前のカードゲームです。年齢が近い人、離れている人、自分があまり注目してこなかった領域の社会課題に取り組む方からとても刺激を受けたからです。
actcoinのイベントパートナーでもあるエンドオブライフケア協会の小澤さんとも様々な話をしました。
年が離れているし、やられていることも難しいなと思いましたが、だからこそお話が面白かったです。新しいことを知ることができ、ありがたいなと思いました。
ー actcoinでは、中高生のソーシャルアクションを応援するイベントなども企画予定です。ぜひご参加ください!
ここからは、堀井さんのご活動について教えてください。
actcoinではイベントにも参加しますが、ダッシュボードを振り返るとほとんどが習慣コインを占めています。毎日取り組んでおり、デイリーアクションの内容は頻繁に変えていて、自分の中の意識を変えるもの、人とのかかわりがあるものを重視して取り組んでいます!
ー いちばん印象深いデイリーアクションはありますか?
ずっと変えていない習慣は、「パートナーという言葉を使った」です。
中学生においては、恋愛関係におけるバイアスが顕著にかかっていると日々感じており、聴いていていい気分がしないことがよくあります。そんな中、私は「パートナー」という性別などに捉われない表現を使うようにしています。ある時、「なんでそういう呼び方なの?」と聞かれたことがあり、背景や理由を説明することで、パートナーと使う友人が増えました。
いつからactcoinを使い始めて頂きましたか?
小学校高学年の時に、母の影響で始めました。私は継続することが苦手なのですが、actcoinだけは続けられており、日常の当たり前になっています。
ー actcoinの最初の印象は、どうでしたか?
当時小学生だった自分でも、気軽に簡単にできることが印象的でした。また、アプリの仕掛けがモチベーションにつながったり、可愛さを感じるところがあったのも印象的です。
具体的には、ダッシュボードで目に見えて自分の努力が可視化されたり、デイリーアクションでチェックを進めると報告数に応じて絵が変わる点です。
またカードゲームのところでも触れましたが、いろんな世代・活動をしている人と繋がることができるところにも魅力を感じています。
ー 投稿機能は、どのように使われていますか?
Instagramに投稿しているのと同じ内容を挙げています。actcoinのタイムライン機能には、可愛いスタンプがたくさんあるので、リアクションがつくと嬉しいです。また、投稿後すぐにコインが付与されるので、さらに嬉しく思っています。
ー 参加機能は、どのように使われていますか?
どのようなSDGsに関連性のあるイベントかを調べたうえで参加するようにしています。そのうえで、興味関心よりも自分がまだ参加できていない項目かどうかも重視しています。
ー 印象的なイベントがあれば教えてください!
印象に残っているイベントは2つあります!
まず一つは、銀座ソーシャル映画祭さんのイベントです。その回では、「ガザ 素顔の日常」という映画が放映されました。
SDGsに関心がある子と参加したのですが、映画のテーマでもある戦争・平和の話題に衝撃を感じていました。また、銀座ソーシャル映画祭のイベントでは上映後に感想を共有しあう時間がありますが、参加者によって着眼点が違うので、刺激を感じました。
学校でも上映会をやってみたいなと思いました。
二つ目は、フェアトレード学校サミットというイベントです。
フェアトレードは身近なテーマではあるものの、同級生とはなかなかその話ができませんでした。このサミットに参加していたのはみんな私よりも年上の大学生だったので、新しい情報を貰うことができとても楽しかったですし、世界が広がったと感じました。
サミットの時はグループワークの機会があったのですが、自分のところは個人で来た人のみの編成で、意見が柔軟な視点で面白かったです。他のグループは団体の活動に絡めた発表でしたが、私のところはアイデアで勝負しました!
ワークテーマは「フェアトレードを広めるにはどうすればいいのか?」でした。
私のグループでは、「持っていて気分が上がり、誰にでも実用性がある・長く使える商品」を開発できるといいのではという意見が挙がり、それを深めていきました。
参加者との新しいつながりができたのも嬉しかったです。SNSを交換したのですが、投稿にリアクションしてくれることはもちろん、団体の発展や新しい活動を見れるのも嬉しく思います。
続けて、堀井さんが注目・応援している団体を教えてください
私はモノの循環にも関心があるので、アップサイクルに取り組む団体に注目しています。
以前私は都内で行われた上勝町主催のイベントに参加したのですが、その時に着なくなった服をアップサイクルする「くるくるファッションプロジェクト」に取り組む人とお話しすることができました。
ー その方とはどんなお話をされたんですか?
その人のライフストーリーを聴くことができました。自分もデザイナーになりたいという夢を持っているので、ロールモデルのような人と出会えてモチベーションが上がりました。
デザインだけではなくモノ作りにも、どんどん参加したいと思うようになりました。
また、ジェンダーにも関心があります。今社会に広がっているバイアスを変えていきたいので。今後様々な団体や活動を知っていきたいです。
こういった活動は、お母さんについていくことが多いです。ファッション・ジェンダーは、友達のことも巻き込んでいきたいです。特に仲のいい友達はSDGsに関心を寄せており、様々な話をするので、興味を掘り下げられたら嬉しいです。
中高生にソーシャルアクションについて広めるには。
正直、まだまだあまり響いていないと感じます。
また、学生は同級生の取り組みよりも先生や大人が言うことを信用します。なので先生にSDGsに関連した話をするようにしています。自分もそうですが、先生や親の考えは生徒にも影響します。
ただこれまで先生に伝えてきてはいたものの、それを他の生徒にも伝えることをすんなりと承諾してもらえませんでした。きっと先生も知らない領域だったからなので、仕方がないとは思いましたが、中にはもともと関心を持っていなかった先生も、数週間後にそのことについて調べたらしく、先生の方から私の意見を否定したのは間違いだったと謝りにきてくれました。
調べてくれるような先生がいたら正しい情報が広まるはずなので、先生が興味をもって、知識を広めていただけたらすごく嬉しいです。また、外部から講師を呼んだりなど、色んな大人の話を生徒が聞ける機会があれば、より広まっていくのではないのかと考えます。
ー 他のトライ
大人からのアプローチだけではなく、周囲の人に地道に伝えることも大事です。
ですが、ストレートに伝えると興味がなくなってしまうので、面白味を盛り込み話し過ぎないことを意識しています。この方が頭に残るし効果があると思うからです。
さらに、他の人に話す中で新たな疑問が生まれて、自分ももっと知識をつけないとと思い調べることで学びにおける良い循環が出来ていると感じます。
例えば性別の固定観念。「男だから」「女だから」というバイアスがかかった発言に対しては、突っ込み風に「性別関係ないでしょ」「男でもなくでしょ」と、ラフに伝えています。【指摘】よりも【突っ込み】にするよう意識しています。
堀井さん、素敵なお話の数々、ありがとうございました。最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
まず、actcoinを利用している方へ。
actcoinには、いろんな人と繋がれたり活動を知ることができるという魅力があります。デイリーアクションなど、すぐにできる簡単なこともあるので、actcoinをきっかけに意識してほしいです。そして、actcoinのユーザーは既に社会課題に興味がある人ばかりだと思うので、まだ関心を持っていない人に広めていって欲しいと思っています。
そして私と同年代の中高生へ。
SDGsにもそれ以外にも言えることではありますが、SNSやメディアの情報すべてが正しいわけではないので、それら全てを鵜呑みにするのではなく、正しい情報を見極めていただきたいです。例えば、最近「ビーガン」という言葉を耳にすることはありませんか?卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のことを指します。お肉が嫌いな人に対して「ビーガン」いじりをする人をSNSなどで見かけたことがありますが、どちらの方に対してもリスペクトが足りてないと感じます。正しい情報かどうかを精査することも大切にしていただきたいです。
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