あなどるな、光線過敏症
2020年4月末、またなってしまった光線過敏症
左手首がいたくなったので、家にあった誰かの残りの湿布剤(ミルタックスパップ)を小さく切って、手首に貼り付けて寝ました。案の定、すぐに夜中に剥がれてしまいました。そこで貼り直すこともせずにしておきました。つまり湿布剤を貼っていた時間は、わずか5,6時間というところでしょうか。
たったそれだけで、光線過敏症になってしまいました。
「記念写真」を撮っておきましたので、ざーっと貼り付けます。
以下、とても不快な(気持ち悪い)写真が並びますのでご注意を。
2020/4/24(発症初日)
朝起きたら、昨夜湿布を貼ったところに、赤いプツプツと、その中心部に1ミリにも満たない小さな水疱があることに気づきました。(この時点で後悔しても、もう遅い!)
4/27(4日目夜)
水疱が大きくなり合体して巨大な水疱に
4/28 (5日目朝)
一晩でここまで大きくなりました。
夕方には自然に破れましたが
4/30(7日目)
水疱は後から後から膨らんでは潰れ、を繰り返します。浸出液がたくさん出るので、ティッシュ3枚重ねでも1日4回くらい交換です。
湿布剤を貼った部分が赤く鮮明になってきました。どこに貼ったのかが、日光写真のように浮かび上がってきました。
5/1(8日目)
とても人間の皮膚とは思えない。
何か急に変化しているみたい。
5/3(10日目)
水疱は峠を越したかな?
これからは皮が剥けたところの感染に気をつけます。といっても化膿していないようなので薬はつけず、水で洗ってガーゼと包帯だけでやり過ごします。
5/5(12日目)
血が滲んだところから、かさぶたができ始めました。ティッシュの残りが張り付いてしまいましたが、無理にはがさずそのままです。
ちなみに、運転するときは、カーゼの上に包帯、その上に百均で買った黒い腕カバー、長袖シャツにドライビンググローブ、という重装備。(後日、この腕カバーのせいか、腕の広い範囲にあせものような赤いプツプツが。こちらのほうの痒みのほうが耐えられない!)
5/8(15日目)
いよいよ、新しい上皮が作られ、古い上皮(茶色に変色)が次々と剥がれ始めます。
巨大水疱ができたところは、治りが遅そうです。見た目ほど痛みはありません。
5/9(16日目)
だいぶ再生してきました。
5/11(18日目)
再生したすべすべの上皮が見えてきました。
もう、家の中では包帯は不要。外に出るときは、光を当てないように、包帯巻いて、黒い腕カバーが必須です。
おわりに
こんな症状、もし初めて見たらパニックになっていたでしょう。実は、光線過敏症は3回目なので冷静に対応できました。免疫関連の基礎疾患が影響しているのかもしれません。(今回の光線過敏症は、別件で大学病院の血液・免疫科宛の紹介状を書いてもらった矢先のことでした。)
塗り薬は、以前オイラックスクリームが処方されたのを思い出して、ちょっとつけてみましたが、ほとんど効果なし。基本、清潔に保って自然に任せました。ただ、周辺が痒くなったときは、気休めでオイラックスやレスタミンコーワ軟膏、包帯を外すようになってからは、血が滲んだところに殺菌を兼ねてメンタム軟膏(すでに使用期限切れ…)を塗ってみました。(皮膚科に行かなかったのは、どうせステロイド系の軟膏が処方されるだろうけど、私の場合はおそらくあまり効果がないだろうと勝手に想像したからです。なにせ35年間ステロイド服用しているものですから。)
---
ということで、光線過敏症のほうはとりあえず一段落したので、一括して写真を貼り付けて振り返ってみたというわけです。
光線過敏症はすべての人がなるとも限らないみたいですが、とんだ副作用です。そんな薬が身近に使われているということも広く知られるべきでしょうね。(元記事:2020年5月、一部改変)