2022映像作品選
2022映像観たのから好きだったのを5つ。時の面影を見るためにネトフリ入ったみたいなもので、時間経過とともに混じり合う思いが地に染み入るようだった。どれも見返したくてネトフリ切れないのが悩みですね。
1.時の面影
イギリスの遺跡サットン・フーの発掘を巡る実話を題材にした物語。
迫り来る世界大戦の足音をひしひしと感じながら展開する。古代への憧れを断ち切れないものや権力に絡め取られるものなど、時代(時)に翻弄される人の有り様を静かに描いている。
考古学に興味がある人へおすすめしたい。
2.ドント・ルック・アップ
イケメンの無駄遣い(失礼)と初見で思ったのだが、若い頃の彼に対する印象が見た目だけだったその偏向を正す位に良い映画だった。
ディザスタークライシスものを色々見ながら常に引っかかっていた部分を拾い上げ、それをまた悪意あるジョークに塗して仕上げてある。
"地球に接近する巨大彗星の存在に気付いた天文学者と教え子が、世界中にその事実を伝えるべく力を尽くす"
真実を与えられた時に果たしてそれに対して正しく向き合えるのか。
どこまでも目先のものに囚われてしまう人々を最後はダイエット成功アプリが祝福する。
印象的なアリアナ・グランデのテーマソングはApple Musicだとピー音連発バージョンがなかなかウケるので両方とも大好き。
3. TOKYO MAGNITUDE8.0
"そして、今、絶望的に巨大な揺れが東京を襲った-
もしも今、関東大震災を越えるマグニチュード8.0の大地震が首都・東京で発生したら…。
そのとき、私たちは誰を想い、何をすべきなのか"
東京消防庁、海上保安庁、陸上自衛隊、東京DMAT、東京都立墨東病院などを取材先として、東京で大地震が発生したらと言うシミュレーションをもとにした作品。
映画では無いので短時間では見られないが、災害時の実用的な要素など見所が多い。
これを見ながら、それなら我が家はどうする?など家族とのシミュレーションをする材料に良いのでは無いだろうか。
小さな子には衝撃的な内容になるので、視聴については保護者が先に目を通した上で判断を。
身に引きつけて考えなければ、リアルな選択肢は浮かばないところがあると思う。
4.MIA AND THE WHITE LION
"少女とホワイトライオンの友情、そして家族の再生を通し、南アフリカで社会問題となっているトロフィー・ハンティングの一種“缶詰狩り”を描いたドラマ"
ライオン保護の現場を題材にした生物との共存を考える映画だが、何がすごいって、主演のホワイトライオンがCGではなく本物のライオンである事。
小さい時はかわいいライオンも、一歳にならないうちにサイズが手に負えなくなる。
そのライオンとふれあいながら共演した主演の少女の胆力たるや凄まじい。
数年をかけてトレーニングをこなし触れ合って演技をして来たリアルが画面に満ちていて、ストーリーとしてのミアとホワイトライオンチャーリーと、リアルでの作品を作り上げる仲間としての少女とライオンの絆を二重にして味合わせてくれる作品。
5.地球外少年少女
"物語の舞台はAIやインターネットが普及した2045年の宇宙空間。新たにオープンする日本製の商業用ステーションで大規模な事故が発生してしまう。そこに取り残され、大人からの救助が望めない子供たちの命綱は、辛うじて生き残ったナローバンドとSNS、フリーアプリの低知能AIやスマートで操作できるドローンなど。これらを駆使し、仲間やAIの力を借りて生きるための行動を採る彼らは、史上最高知能に達したAIが語った恐るべき予言の「真意」にたどり着く"
2021に見たメッセージやインターステラーと同じくらい好きだった作品。
各所にネタがあり、楽しい。
AIの予言、ドントルックアップもだけれどこの切り口大好物だよなぁと思う。
キャラクターの性格も立っていて、小さい子も見やすい作品かと。