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♪みんなでお手入れを学びながら、街の風景&街の素敵を作っている♪

府中コミュニティガーデン講座
第5回 『一年草のデザイン』 四谷西府緑地

35℃を超える酷暑の夏が終わり、お彼岸を過ぎるとひんやりと急に涼しくなったと思いきや真夏日に逆戻り。そんな9月26日コミュニティガーデン講座💐【四谷西府緑地】第5回講座は、自治会館の座学からスタートしました。

受付でお迎えするのは勿論、今花(いまはな・笑)。四谷のガーデンに今、咲いている可愛いお花達です(*^^*)

act634府中小林さんの進行、
前回振り返りのお話は萩原さんでした♪
植物選びの基礎知識…φ(..)メモメモ


▶支給苗の花壇デザインについて

コミュニティガーデン講座では、講座生の皆さんがデザインしたものに基づいて先生方が植物を購入し、皆で植えてきました。しかし、講座の終了する来年度以降は助成が無いので、府中市の制度である、まちなかきららに登録し、年2回、市から配布される苗を使う事が考えられます。

まちなかきららで配布される石阪農園(分倍河原)さんの苗は、凄くしっかりしていて、とても良い苗であると評判です。ただ配布される際色や種類を選べない。
・冬→パンジー、撫子、ノースポール
・夏→ジニア、マリーゴールド
色とりどりに配布されますが、これらをどのように花壇に配置したら良いのでしょうか?

支給苗を美しく配置する
2023.12月配布 パンジー、撫子
2024.6月配布ジニア、マリーゴールド

★植物選びの基礎知識
▷成長した時の様子を想像しながら
・オルレア↑......縦にすっと伸びる
・ラムズイヤー→......横に広がる
・ブルーサルビア↑......上に伸びる
・トレニア→......横に広がる
それぞれの植物で育つ方向、形が違うが、これらを上手く組み合わせると、ベタっとしない立体的な花壇になる。

▷『色』は第一印象を決める大きな要素
花苗の配置でガラッと印象が変わる。
★花の色は絵の具 花壇はキャンバス
では、支給苗をどのように組み合わせたら素敵に見えるのか?
・ピンク色→可愛らしい
・赤→活動的、情熱的→ただし色のトーンとしては低いので目立つと思っても赤だけだと暗くなる。
・オレンジ、黄色→元気いっぱい
・ブルー→爽やか、涼しげ→ずっと見ていると疲れる、寂しい。
色の持つイメージを意識する

▷色相 明度 彩度 色の三要素が組み合わさって色は構成されている。
・暖色系と寒色系
・調和する色の組み合わせ→同系色、類似色

▷同系色
赤➕白どんどん足してゆくと→→→桜色→→→最後は白になる
赤➕黒→→→→→→ぶどう色、くすんだ赤→→→最後は黒になる

▷類似色
色相環の中の隣合った似ている色の配色。→混ぜてあげると自然に調和しあってまとまりやすい配色になる、!(誰がやってもまとまる誰が見てもステキね♡♡という組み合わせになる)

▷反対色
(互いの色を引き立てる役割で調和。コントラスト強い印象)
青↔オレンジ
赤↔緑
紫↔黄色

《植物の色合わせの基本》
▷色の三要素(赤、黄、青)
・パステルカラー→春
・秋の収穫の色(ぶどう色、柿の濃いオレンジ色)
季節によって、暮らしの中で認識している色(さつまいも 秋だなぁ)春......優しい色合い

▷明るさ
・最も明るいのは白
・最も暗いのは黒
➜花壇の中で1番際立って見えるのは『白』
➜プランター
街中によくあるプランターの色→白。
お花を植えた時にプランターがあるとプランターが1番目立ってしまう(なるほど!!)→植物に似合うプランターの色は?
★『白』の使い方を覚えよう
花壇の中に白が入ると調和してくれる。
▷パステルカラー
→色は薄くなればなるほど軽く見える
→黒が混じると重く見える(色の軽重感)
→やわらかく見える(赤ちゃんの産着)
🌸私達は暮らしの中で気付かぬうちに『色』を選んでいる

★実際にワークシートを使って、紙にプリントされたパンジーを切り取ってベース図の中に色々なデザインをやってみよう!!

思い思いに皆さんのどれも素敵なデザイン完成ᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ

●撫子(ピンク系)↑......こんもりするが上に向かって伸びるイメージ
●ノースポール
●パンジー
同色系をまとめたもの
黄色を入れてみたもの
MIXしたもの
実際とは大分違うが、配置によって見せ方違ってくる。楽しいワークで、実際の苗の配置のイメージが膨らみました。

▶ストッカーについて(act634府中 小林さんより)
ガーデンのお手入れの荷物置き場として四谷にもストッカーを設置予定。
→ブルシート、ジョウロ、てみ、ハサミ、ホウキ、バケツ等
どんなものを入れたら良いかアンケート取ります。
☆置き場→花壇近くの自転車置き場の辺りはどうか。10〜11月には置きたい。

と、ここまで終わったところで、
〜ガーデンへ移動。お手入れ〜

前回のお手入れでかなり綺麗にカットしたと思っていた草草が、草なのに
「も、森に!!(笑)」くらい立派に成長しておりビックリ👀
周りはこんな風でも花壇の中の草は思いのほか少なくて‪◎

暑い夏頑張ったね!と褒めてあげたい草の勢い。緑地課のお手入れが定期的に入ってカットされているのですが、自然の力は素晴らしい!草が生えていることで地面の乾燥を防いでいるという点は、公園全体や生物にとってはとても良い事かもしれません。ただし、花壇の中の草はほとんどナシ🙆‍♀️だったのは素晴らしいなと思いました。

ガーデンでは
★気になるところを言ってみよう!
ここで、カンナに、トンボʚïɞが、とまってる〜!
『あ!今シャッターチャンス!』
『あ、チョウチョも大きいの来た!』
なんだかホッコリ嬉しい瞬間(*^^*)

トンボが、とまってる〜ᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ

・カンナ…枯れた枝をカットするか残すか
・ガウラ...前回残したところ確認比較

▷気温が低くなったら大胆な切り戻しはしない方が良い。→あまり深く切ると花が咲かない秋を迎えてしまう。彼岸すぎたら、ちょっと花ガラを摘んで次の花を咲かせる位のお手入れが良い。
→7.8月...深く切り戻しても気温高いので復活してくる。
・スティパ→覆いかぶさってるのが気になる
グラスの効果🟰『スクリーン効果』

パキパキっとした植物のかたまりは、細い葉っぱがあることでスクリーンの様な透けて見える効果がある。

スクリーン効果✨
スクリーン効果✨

ハッキリしたルドベキア(リトルヘンリー)の中にニチニチソウの間にスティパがかかっている......ここが気になるけれど細い葉があることにより、かたまりが和らいで見える効果がある。

・花壇のエッジの外側にはみ出している部分カット
・花ガラ摘み→ダリア、アンゲロニア、バーベナ、ヘリオプシスバーニングハーツ、サルビアミスティックスーパーブルー
★マリーゴールドは35℃続くと枯れる。ジニアもキビシイ(>_<)➜暑い時は、ニチニチソウやアンゲロニア(熱帯原産)の苗の方が良い
「東京の真夏に良いのはマリーゴールドではない(笑)」φ(..)メモメモ

▶『微気象』
・スティパの陰に隠れていた。とか、わずか20cmの違いで隣の植物との影響で育ち具合が変わること。
僅かな違いで、隣合ってほぼ同じ場所にいるのにちょっと気候が違う。
育てる時に意識すると、自分の庭でも必ずそんな場所あるかもしれない。あれこれ植える場所を変えてみると植物も応えてくれたりする。これぞ園芸の楽しみ♪是非やってみると良いです♡♡という先生のお話

☆作業シートに「記入」してから作業開始

皆でお手入れすると
あっという間に整いました✨️

☆草マルチ......のところ、草生えない。前回やったところ効果あり。今回も草マルチ作って足す。

前回の草マルチ
今回もその上に草マルチ‪🌱‬
草マルチ用の草、カット中

☆『全体の風景』を見る癖をつける。
植物一つ一つ狭い範囲で見るのではなく、広い範囲から花壇の風景としてみる視点を持つ。
→1箇所切ったら離れて見てみる

●クリスマスローズの葉
これまで、暑さよけのために、茶色くなっても残していたが、今は夜の気温低くなってきたので、
古い葉切ってOK。→新しい芽に陽が当たる。

日陰ガーデンは多年草ばかりなのでサクサク整います

▶一年草に名札をつけたが、もう少し詳しく多年草の図鑑作りをしよう!
自分の好きな植物を一つ選んで決める。申告する。 

ということで
次回は10月17日(木)
第6回次年度に向けて。と
「図鑑作り」

皆でデザインして、暑い夏も毎月お手入れをした愛着あふれる【四谷西府緑地】ガーデン。秋冬の準備進行中。益々楽しみです.

(文責) 林美穂


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