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その名の通り、麹町は麹づくりの街だった。

東京、麹町。
千代田区に位置し、皇居もすぐそこにある東京のど真ん中です。

発酵好きにとって、どうしても気になる街。

名前がそうさせますね〜

なぜ、ビジネス街の名前が麹町なんだろう?
今はビルが立ち並ぶ界隈ですが、調べてみたら、その名の通り麹のまちだったそうです。

■名前の由来は麹を作っていたから?
上智大学や赤坂離宮に近い、四ツ谷駅。


2015年に行われた、埋蔵文化財調査によって麹室が100室ほど発掘されたそうです!

す、すごい!めちゃ多いやん。

やはり、ホントにここで麹を作っていたんですね。
しかも、麹室がお花のようにレイアウトされています。

さらに、当時はもちろん電気はありませんので火を灯すための小さな穴があったり

麹を培養するための道具が出てきたりと、当時の様子が保存状態良く残っています。

さらに詳しくはこちら↓


なーるほど、だから麹町なのね♪そっかそっか!
と、思いますよね!

でも!違うんです。
歴史はもーっと古いみたい。


■ホントの麹町の由来(諸説ありますが、一番有力な説)
昔、中世くらいのころ(中世は5世紀〜15世紀だそう。長いなーアバウトですね)今の府中に現代でいう、県庁的な「国府」が置かれていました。
その国府を行き来する国府街道から、江戸に入る玄関口が今の麹町に当たる場所だったそう。


それで、国府から入る道だから「国府路」と命名された。


「こくふじ」「こうふじ」「こふじ」



「こうじ」!

おめでとうございます!

と、なったかどうかはわかりませんが。笑
そんなこんなで「国府路」が「麹」となり、今に至る説が有力だそうです。

始まりは、麹ではなかったにせよその名前にちなんでか、麹のまち、発酵のまちだった麹町。

今はその名残も遺跡に残るほどですが、またいつか麹と発酵のまちになってほしいなと思います。

発酵のこと、毎日更新中。コメントにてネタや知りたいことも随時受け付けています♪ わたし自身も学びながら書いていますので、みなさんも一緒に発酵のものしりになりましょう^^