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いぶりがっことクリームチーズの在り方


ここ数年で、居酒屋メニューの定番として根付き始めていると思う。


「いぶりがっこクリームチーズ」


はじめて、そのメニューに出会ったとき。
こんな組み合わせ、だれが考えたんだろう天才だな。

そう思った記憶があります。


それに出会い、はや5年近くかな。
もう、居酒屋で出会うメニューの定番化してきたのと、その在り方に多様性が生まれている気がするんです。


まだまだ、可能性は秘めていると思いつつ3つに分けてみました!


① ごちゃまぜ型
いぶりがっこを細かく刻んで、柔らかくしたクリームチーズと混ぜます。
それを、まるでポテトサラダのように、小皿に盛り付ける。


いぶりがっこから出る燻製の香りがクリームチーズへ存分に交わって、全体から燻製香がただよいます。
すると、これはビールではないな。もうちょっと優しくて、口の中に広がったクリームチーズのとろみをサラッとさらえてくれる、お酒が合うな、と感じます。
例えば、白ワインや日本酒なんかですね。


② 薄切り型
これに、出会ったのは以前住んでいた家の近くで、衝撃的でした。
細かく刻んだいぶりがっことクリームチーズを混ぜるまでは①と同じなのですが、そこから新たなひと手間が。
それを丸い筒のようなものに詰めて、冷やし固めます。
そして、薄切りにしてクラッカーに乗せ提供する。
単に「いぶりがっこクリームチーズで~」とオーダーしてしまった自分を悔やみたいくらい、工夫されたひと品。
ここはワインバーだったので、ワインに合わせましたが、燻製香の強いいぶりがっこだと赤ワインにも合うんだろうな、と感じました。


③ のっけ型
これは最近であったもの。
最近のオシャボーイ&ガールや地元で働くサラリーマンなど様々な人種が酒を飲みかわす大阪は堺筋本町にある立ち飲み酒場。
ここのいぶりがっこクリームチーズは薄切りにしたいぶりがっこの上に、まるでクラッカーに塗るように乗せられたクリームチーズ。
極めつけに、香りと見た目のアクセントになるディルが。


色、味、大きさ全てのバランスが最高で、一口で食べると、今まで体験したいぶりがっことクリームチーズだけではない、そこにディルが加わるからこその味と香りの三重奏が奏でられました。
ディルがかもす、西洋の香りはレモンサワーと合わせるのが良いです。



あくまで、主役はふたつ。
「いぶりがっことクリームチーズ」これだけ。

これだけの組み合わせなんだけど、これだけとは言わせない深さ。
自分でも、いぶりがっことクリームチーズを買ってこれば簡単にできるんだけど、お店にも行きたくなるような各店の工夫。

まだまだ、これだけじゃないバージョンがあるんだろうなぁ、と楽しくなりました。


あるひと品をじっくり見つめてみると、違いっていうのは沢山あるものです。
身近なところだと、コンビニコーヒーとかかな。

なんでも、実体験してみると面白いものです。

発酵のこと、毎日更新中。コメントにてネタや知りたいことも随時受け付けています♪ わたし自身も学びながら書いていますので、みなさんも一緒に発酵のものしりになりましょう^^