遅れている

序章③『日本の性教育は諸外国に比べて遅れている』

序章③

残念ながら諸外国に比べて日本の性教育は遅れていると言わざるをえません。いまだに「知ると興味を持って性に奔放になる」「年齢とともに自然に学んでいくから」というような意見を見聞きしますよね。一方で、幼いころから正しい性の知識を身につけることが大切だというのが、世界的な認識なんです。

指標としてはユネスコがガイドラインを出しています。このガイドラインでは性教育を5歳からスタートさせることになっています。また、ジェンダーの問題など生殖以外のことも幅広く扱っていることが日本の一般的な性教育との大きな違いです。

世界で最も性教育が進んでいるといわれている国はオランダです。
実際にオランダでは0歳から家庭で性教育をスタートすることが推奨されていて、学校でも4歳から性教育が始まります。また、各年齢向けの性に関する絵本やテレビの番組が豊富にあり、子どもが性に関して興味を持った際にアクセスしやすい環境でもあります。オランダではこういった幼いころからの性教育が功を奏し、性交渉の開始年齢が遅くなり、また若年者の望まない妊娠は減少しています。

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