発売日まであと1日!立ち読みがわりにどうぞ。本日は『性暴力』について。
韓国のn番部屋の事件が明らかになってきていますが、これは韓国に限った話ではありません。むしろ、日本の暴力的なAVに影響されている部分も多いと言われています。暴力的な性のコンテンツから性を学ぶことのないように、そのようなものに出会う前に正しい知識と姿勢を身に付けることが最優先課題。そして、性暴力に限らず、困ったときは誰かに相談する力、NOとはっきり否定する力をこども達がみにつけられるようにサポートしたいものです。本日は書籍『3~9歳ではじめるアクロストン式 いま、子どもに伝えたい性のQ&A』より『性暴力』についてです。
Q 性暴力にあわないためにどうしたらいい?(P110、111)
A 残念ながら、性暴力に絶対にあわない方法は存在しません。まず大前提として、性暴力は100%加害者が悪いということに疑いの余地はなく、被害者側がどんな状況であったとしても被害者に落ち度はない、ということを心に留めておいてくださいね。
性暴力に絶対にあわない方法はありませんが、性暴力にあいそうなとき、あってしまったときに、子ども自身がそのことになるべく早く気づける力を身につけることはできます。
まず大事なのは、子ども自身が安心して親と話すことができる関係性をつくることです。一朝一夕でできることではありませんが、性の話に限らず、子どもの話すことは口を挟まず最後まで聞くようにすることで、万が一の事態が起こったときに相談しやすくなるはずです。
「NO!」と言う練習も大事です(112ページ)。たとえば、お友達とおもちゃの取り合いになったとき、親はつい譲ってあげることを促しがちですが、自分の気持ちを大切にして、イヤなときはイヤと言ってよいことを伝えていきましょう。
また、お風呂に入ったときなどにプライベートゾーン(116ページ)についても教えてあげてください。どんなに仲のいい人であっても、たとえ親であっても、自分がさわってほしくないところをさわられそうになった場合は「イヤ」としっかり言っていいことを伝えましょう。髪を結ぶなど子どもにさわる必要があるときに子どもが「イヤ」と言ってきたときは、無理矢理さわらずに、なぜさわる必要があるのかを丁寧に説明してください。
(P112,113:NOという練習、同意をとる練習)
(P116,117:プライベートゾーン)
また、書籍には性暴力関連として、過去に書いたnoteも掲載されています。(書籍に載せるにあたって、一部改編しています)
・性暴力を許したくないから。娘とitisrape_japanの集会に参加しました(2019.4.12) →書籍P118,119
※このnoteを書いた当時はまだ名前がついていなかった集会ですが、のちにフラワーデモという名前になりました。書籍はフラワーデモの名前で載せています。
・性暴力の被害をなくすためには(2020.1.4) →書籍P130,131
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