大御所子役だけじゃない親御さんの危険信号
おはよう御座います。アクウォーです。
歴代子役の最高年収はご存知でしょうか?
1970年代にお茶の間で人気だった「ケンちゃんシリーズ」主演の宮脇康之の年収6億です。
ここ最近では鈴木福くんや芦田愛菜ちゃんが思い出されますが、ギャラは1~2億円と言われています。寺田心くんはそれよりちょっと下に位置していると言われています。
テレビ不況のなかキッズユーチューバーで日本一は7000万円でKan&Aki'sCHANNELだそうです。しかしCOPPAやその他の法令に準拠するため、YouTubeの機能に変更を加えたため、2020年1月6日からキッズユーチューバーへの収入が激減しているようですのでこれから彼女らのようなトッププレイヤーは生まれないかもしれません。
子役のギャンラティー事情は他のウェブサイトでも沢山紹介されているので、私はここでは深く解説は致しません。
ここで深堀りしたいことは子供達の心です。
子役トッププレイヤーならではの悩み
ケンちゃんこと宮脇康之さんは全盛期の小中学生の時、お茶の間に理想的な家族をドラマで描けば描くほど、世間が絶賛し注目されればされるほど、実際の宮脇家では家族崩壊が起こってしまっていました。
商品(ケンちゃん)が傷つけられることはタブーなので、兄弟喧嘩もできず、超人気子役なのでプロデューサーも母親も彼には逆らえません。父はあの人気子役の父だといえばどこに行ってもモテるしいつも飲み歩いていました。兄はいつも一人寂しく家でカップ麺をすすっていたそうです。
そしてケンちゃんは芸能界を引退したあと、一般企業に勤めたそうですが、それでも彼は芸能界は楽しくてまたやってみたいなと思っていたようです。
低ギャラのキッズモデルでもお母さんは有頂天?
トッププレイヤーじゃなくても、上記のような現象が起きていると推測します。しかもその最中は自分を正当化したいがために否定もせず活動を続け、自然と親子のギャップがどんどん広がっていく場合も多々あります。
・テレビに出演した
・アパレルの専属モデルになった
ちょい役でもこのステータスは親御さんにとっては宝くじの高額当選したかのような喜びを得ることができます。それを積み重ねるとどんどん親は鼻を高くしてアピールしていきます。子役界よりももっと気軽に肩書がゲットできるキッズモデルのほうが割合的には多い気がします。子役事務所はSNS利用規約が会社レベルで制定されていると思うので告知・宣伝は会社が代理でやることが多いのですが、キッズモデルは個人でやっているご家庭も多く、告知等もマネージャーである親御さんがやっている場合が多いです。
その場合、行き過ぎたアピールやコメントの反応がエネルギー源となり親御さんは有頂天でしょう。これは危険信号です。
子役事務所のマネージャーとキッズモデルの写真・動画撮影を経験した時にそれをひしひしと感じていました。実際、子供の心の叫びが声となってふと出る時があるのです。その言葉を聞いた時、かなり心が痛みました。
僕はお母さんのおもちゃじゃない!
子役事務所にいる時にスタッフとしてダンス・演技・歌レッスンをよく覗きに行っていました。子供達は学校の体育や音楽のようにパワフルに楽しんでいました。しかし、裏では親御さんたちがバチバチやっているのです。子供達同士は仲間だと思っていますが、親御さんたちはライバルなのです。切磋琢磨できるようなライバルではなく、相手を蹴落とすようなライバル関係です。
後者が優勢になると子供達にも影響しだします。講師にクレームを言って、時にはレッスンに行かせないなど独裁者のような行動に走る時もあります。
レッスンに来ていないのに出演が多くギャラももらってる子がいるけど、うちの子は休まずレッスンに通っているのになぜ依頼がないのか。とマネージャーに問い詰めるシーンも見てきました。
子供の意志は尊重できているのでしょうか。親御さんがリードしないとうちの子は何も考えてないから、という考え方もあるかもしれませんが、チャンスを与えることは重要ですが、チャンスを奪うことまでの権限は捨ててもいいのではないかと思うのです。
いつの時代でも親子のギャップはあります。ギャップがあるからこそ人は成長するのでしょう。しかし気づかずに子供が成人してしまうのは避けていきたいなと思う今日この頃です。