友人の結婚式に行ってきた話
皆さんこんにちは。先日(7月1日)、友人の結婚式へ行ってきました。結婚式への参列は人生初でしたので、記念に書き残しておこうと思います。なお、私は新郎の学生からの友人として参列しました。
(注意)この記事では、時々結婚式に批判的なことを書きますけど、決して結婚式そのものを否定しているわけでもありませんし、友人に対して含みがあるわけでもありません。あくまでも感想です。
1.準備はドタバタ
(1)ChatGPTに段取ってもらう
式の知らせは2ヶ月前くらいからいただいていたものの、自分自身が異動なりプライベートなりその他諸々なりで忙しく、前日までまったく準備ができていませんでした。
そこで、つい先日有料版を導入したChatGPT先生に結婚式のお作法や必要なものをすべて教えてもらいました。昼休みに。プロンプトは下記。
Q.あなたは結婚式のマナー講師です。 友人の結婚式に参列するとき、必要なものや守るべきマナーを教えてください。教えていただいた内容をもとに、追加で質問することがあります。
A.結婚式に参列するときのマナーや必要なものについては以下のようになります。
招待状のRSVP:招待状に返信が求められている場合は、期限内に必ず返信をしましょう。参列できるかどうかを早めに伝えることがマナーです。
服装:結婚式のドレスコードは通常、招待状に記載されています。それを遵守することが重要です。特に記載がない場合、男性はスーツ、女性はワンピースやドレスが一般的です。なるべく落ち着いた色を選ぶと良いでしょう。また、あまり派手なアクセサリーやメイクは避け、控えめにすることが求められます。
到着時間:式開始の30分前には会場に到着していることが一般的です。遅れてしまうと、新郎新婦やその他のゲストを不快にさせる可能性があるため、余裕を持って出発しましょう。
祝儀:日本の結婚式においては、祝儀を用意します。祝儀袋には自分の名前をはっきりと書き、その中に新札のお金を入れます。祝儀の相場は地域や親密度によるものですが、一般的には友人の場合3万円、親しい友人であれば5万円が相場とされています。ただし、招待状に「ギフト券」や「引き出物引換券」が同封されている場合は、その指示に従います。
式の中でのマナー:結婚式は新郎新婦の大切な日です。式中はスマートフォンの使用を控え、注目は新郎新婦に向けるように心掛けましょう。また、写真撮影も許可が出ている場合のみに限定されます。
披露宴:披露宴では司会者の指示に従って行動します。スピーチを求められる場合もありますので、事前に準備しておくと安心です。また、食事は新郎新婦が乾杯の音頭を取ってから始め、飲食もマナーを守りながら行います。
以上が基本的なマナーとなりますが、より具体的な質問があればお答えします。
うーん!最高です!
(2)ATMリセマラ
そうやって準備(?)しているときに、かつての上司から「新札がいるよ」と指摘されました。しまった、てっきり3万円であればなんでもいいと思っていました。助けてGPTくん。
Q.祝儀に使う新券がない場合はどうすればいいですか?
A.祝儀に新札を使うのは、日本の習慣で、清新できれいなお札でお祝いをするという意味があります。しかし、新札が手に入らない場合でも、必ずしも新札を使う必要はありません。清潔で折り目や汚れのないきれいなお札を用意すれば十分です。
新札を手に入れる方法としては、銀行や郵便局で新札の交換を依頼することができます。ただし、新札を求める需要が高まる季節(例えばお年玉の時期や成人の日など)には、新札の在庫がなくなってしまうこともあるので、余裕をもって手配することをお勧めします。
また、最近ではコンビニエンスストアのATMでも新札を引き出せる場合がありますので、確認してみるのも一つの方法です。ただし、このサービスは全ての店舗やATMで利用できるわけではないため、事前に調査してから利用することをお勧めします。
動き出したころには銀行がしまっていたので、コンビニというコンビニをグルグル回り、ひたすらATMで万札を下すというめっちゃ怪しい人物と化しました。多分あれ詐欺被害者だと思われてますよ…。ただ、その甲斐あって新札を3枚集めることができました。感謝感謝。
2.人の幸せを見るのはうれしい
(1)式はちゃんと感動した
なんやかんや結婚式はプロが作っているので、シンプルに感動しました。というか、新郎の友人として参列したはずなのに、なぜか新婦が入場した時点で泣きましたから。新郎の宣誓でもウルっと来ましたし、感謝の手紙でも泣きそうになりました。その他、要所要所に心を動かされるポイントが散りばめられていました。
何よりも、大学時代から知っている友人がひとりの男として新しい人生の門出を迎えようとしているその瞬間に立ち会えたのが感慨深かったです。式中も、新郎が新婦をさりげなく気遣う姿が散見され、よきパートナーシップを築いていっているなぁと感じられました。
総じて、式を通して新郎・新婦の幸せな顔や写真をたくさん見られたのは心の癒しになりました。
(2)行ってよかった
今回の結婚式、参加してよかったと思います。結婚式とは何ぞやというのを学べたのもよかったですし、家と家が結びつくとはどういうことかという片鱗も見せてもらえたような気がします。
何より、新郎、新婦、親族、同僚、友人が笑って泣く空間それ自体が普段は経験しない特別なもので、今までにない経験でした。
とはいいつつも、私自身は結婚式、別にいいかなぁとも思いました。
3.私はやらない
(1)金かけすぎ
「ぶっちゃけた話、式の費用はどんくらいかかったの?」って当人に聞きました(当日じゃないですよ)。オプション込みで400万程度とのこと。
高い!!式だけの費用でそれですから、婚約指輪、結婚指輪、結納金などを入れたらその倍くらいにはなっているでしょう。すごい…。そんな大金があの1日で吹き飛んだと考えると、私にはとてもできません。
参列者目線でいうなら、当日の交通費(東京行きました)やご祝儀など、わりと出費が痛かったです。この費用を参列者に負担させるのも自分の主義には合いません(あくまで「私の主義には」です)。noteでぶつぶつお金のことを書いているドケチ思考の私にとって、異世界のような感覚でした。
(2)披露宴がしんどい
挙式では、常に新郎新婦へ注目が向くシステムになっているので、一体感がありました。しかし、披露宴では注目があちこちに飛ぶので、時として気を遣いました。
とくに、大学時代の友人として参列したのは私ともう1人だけだったので披露宴の時にアウェー感を感じました。幸い、私たちは同席した初対面の人が気さくに話してくださり、楽しい時間を過ごせました。ところが、隣では新郎友人と新婦友人が相席になり、わりと気まずい空気が漂っていました。
また、結婚式には新郎・新婦それぞれの親族・同僚・友人が来るわけですから、全員に刺さるコンテンツを提供することは難しいです。新郎の友人として来た私は、新婦側の内輪ネタはサッパリキョトンでしたし、なによりも当の新郎は、挨拶回りで忙しいのでゆっくり話す時間がありませんでした。
新郎新婦をゆっくり祝うというよりは、社交的な場に気を使いながら式に参加するという印象が強かったです。
(3)記憶がほぼない
あと、本記事校正時点(出席から1週間後)ですでにあの時の記憶がほとんど消し飛んでいることから、はかなさを感じました。
今、私の記憶に残っていることといえば、「式に金がかかってたなぁ」ということと、「(新郎が)めっちゃ泣いてたなぁ」ということくらいです。あまりにも少ない。その瞬間のためにかけられた時間と費用のことを考えると、涙が止まりません。
そりゃ当事者や深い仲の人からすれば価値があったのかもしれませんけど、私のような外様の参列者からすれば費用に対して残るものが少ないんじゃないかなぁと思ってしまいます。費用対効果を考えてしまうのが公務員の悪いところですね。
4.式自体には肯定的ですよ?
とまぁ、結婚式についてわりとディスってる風の私ですけど、実際は結構肯定的です。夫婦になった二人の門出を祝うことは必要だと思っていますし、しきたりに沿った祝福は残していくべきものだと思っています。
繰り返しますが、私は結婚式肯定派です。絶対信じてもらえないでしょうけど。