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仕事は結局上司ガチャゲーかもしれない


 新しい部署に配属されて2日が経過しました。業務内容も人間関係もまったく別!ということで、初日は少なからずストレスを感じました。しかし、今日はそれなりに機嫌良く過ごせて、まぁ少しずつ時間をかけたらなんとかなるかもなぁって思うことができました。

 まぁその辺の話は追々書くとして…。


1.後任者が休職したらしい

 私が1〜2年目に所属していた生涯学習課で、私の後任だった職員が、年度途中に休職して配置変更になったと聞きました。業務内容に適合しなかった可能性もありますが、私自身が長時間労働と上司のパワーハラスメントで限界に達した経験がありますから、その方の休職も同じ上司が原因ではないかと邪推してしまいます。


【関連文書】

 実は、私の前任者も私と入れ替わる形で退職されたと聞いています。前任者は退職、私は休職、そして後任者も休職になると、偶然を超えた何かがあると言わざるを得ません。

 やはり、仕事は上司ガチャゲーなのでしょうか?今回は、上司が与える影響について、自分の経験を基に考察してみようと思います。なお、現在の所属先である生活保護課は勤務日数が少ないため、検討対象外とし、前の2つの所属先での経験について検討します。



2.上司の影響

(1)直属の上司は働きやすさに直結

 まず、直属の上司(私でいうところの係長クラス)が与える影響を考えてみると、やはり、上司の良し悪しは働きやすさに直結していたと感じます。

 生涯学習課時代の上司は、仕事こそよくできた方でしたが、人格や仕事観は決して良くないと思えました。長時間のサービス残業は当たり前で、仕事ができなければ容赦なく叱責することもあったし、上司の上司(部課長)を悪く言うこともありました。それでいて、責任は逃れるタイプでした。

 振り返ってみると、当時の私は完全に委縮しており、上司の機嫌を取るために仕事をしていました。そのため、仕事は全然楽しくなく、業務効率も悪かったと思います。


 住民課時代の上司は、正直、仕事はあまりできるタイプではなかったと思います。事務処理は私のほうが早かったですから。しかし、人柄は温和というか、自由奔放な感じで、いつもニコニコ笑っていらっしゃいました。また、部下への業務指示も「とりあえずやってみなさい。アカンかったら私が変わるわ」というような感じで、伸び伸び挑戦させてもらいました。あと、その方は組合に加入されていたので、労務管理についても明るい方でした。

 業務量が多かったため、休職期間は生まれてしまいましたけど、仕事自体がしんどいと思ったことはほぼなく、上司の顔色も(いい意味で)気にする必要がなかったです。


 やはり、直属の上司がどんな人物であるかは、働きやすさに大きな影響を与えていると思います。影響が大きい要素は、仕事ができるか・できないかというよりも、人柄が良いか・悪いかだと感じます。また、その上司に質問しやすいかどうかも重要な要素であると思います。



(2)所属長は職場の空気に影響

 次に、所属長(課長)が与える影響について考えてみると、私自身に直接影響するというより、職場全体の空気感に影響を与えていたと思います。なんというか、職場全体がその所属長っぽい空気になっていたんですよね。

 生涯学習課時代の所属長は、失礼ながらうだつが上がらないタイプの方で、例の係長ともう1人の係長(この方もキッツイ方だった)に怒鳴られてばかり。表情はいつもドンヨリしていました。その影響からか、職場にもドンヨリした空気が漂っていましたし、係長2人のいうことには盲従しないといけないという暗黙の了解があったように思います。所属長というよりは係長が問題な気もしますけど…。


 住民課時代の上司は非常に頭のキレる方で、仕事が大変よくできました。あと、明朗快活な方で、いつもキャッキャッ笑っておられる方でした。その影響もあってか、職員間では笑いが絶えませんでしたし、業務も連携しながら円滑に進んでいた気がします。業務量が多すぎたので、最後のほうはさすがに追いついていませんでしたけど。


 やはり、所属長がどのような方かは、その職場の空気感(その人自身が発信しているかもしれないし、その人が鏡になっているかもしれない)を形作っているように思います。あと、課長以上になってくると、所属間の力関係にも関係してくると思います。所属長が仕事のできる方、もしくは人気者だった場合、他部署との調整も円滑に進む傾向がありましたから。



3.結局は上司ガチャゲー

(1)私は大きく変わってはいない

 結局、組織で働く以上は上司ガチャゲーなんだなと思いました。職場を取り巻く環境を改めて見直してみると、生涯学習課時代の私と住民課時代の私は別人みたいだと感じられました。しかし、私自身が大きく変化したわけではありません。大きく変わったのは環境であり、その環境とは上司でした。

 上司が良ければ多少仕事がキツくても頑張れるし、休んだとしてもすぐに戻ってこられる。逆に、上司がダメならどんなに魅力的な仕事をしていても勤務時間が地獄になる。

 仕事は何(what)をするか、ではなく、誰(who)とするか、が大事なんだなと改めて感じさせられました。


(2)そろそろ私も被評価者に

 と、上司を偉そうに評価してしまいましたけど、私自身も部下をもつ機会が近づいてきています。

 年齢的にも、1〜2年後には昇進試験を受けることになり、合格すれば係長や課長として働くことになります。その時、私は生涯学習課のように畏怖の対象・ナメられる対象とされるのか、それとも住民課のように頭がキレる・自由奔放な存在になるのか。

 人の振り見て我が振り直せという言葉があるように、まだ見ぬ部下たちにとって最高の上司になれるよう、私は努力していきたいと思います。

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