休職してからやったこと
皆さんこんにちは、休職療養中の私です。思えば、このnoteを書き始めた時期は前の休職時期の終わりかけで、リアルタイムの休職日誌って書いたことがないなぁと気づきました。
そこでリアルタイムの休職日誌を書き残しておこうかと思いまして、今回は休職してから年内にやった主なことをご報告したいと思います。
1.学生時代に退行した
2年に1回のペースで休職しているもんですから、「今の仕事が自分には向いていないんじゃないか?」という思考に至り、「では私はどんな人間で、何が好きで、何を得意としていたんだろう?」という疑問を解決すべきという結論に達しました。
そこで、学生時代にやっていたことなどをやり直してみることにしました。というか、単に学生生活に退行しました。
(1)ドラえもんを観た
学生退行どころか幼児退行までいっちゃってる気がしますけど、幼少期にリアルタイム(あるいはビデオ)で観ていたドラえもんの映画版をprime videoでひたすら観散らかしました。「南海大冒険」「アニマル惑星」「ねじ巻き都市大冒険」「宇宙漂流記」「太陽王伝説」「ふしぎ風使い」「翼の勇者たち」「ワンニャン時空伝」あたりですかね。
大人になって観てみるとストーリーの冒頭にある小さな伏線や悪役の残虐さに目が向いちゃいますね。それはそれで面白いのですけど。
ちなみに私が一番好きなのは「南海大冒険」ですね。物語の冒頭にギャグとして登場する「夢たしかめ機」が最後の最後で大活躍するのがすごい伏線だなぁと感じましたし、全体的に音楽が好きですね。
(2)ファミコンをした
なんやかんや休職中は時間に余裕がありますので、自宅(かつての祖父にの実家)にあるファミコンタイトルをひたすら全クリして回りました。
ゲームっていうのはなんやかんやで気分転換に良いですね。ビジュアルで直感的に楽しめるし、操作をするから判断力を養えるし。それでいてファミコンは最新ゲームと違ってシステムが単純だったりするので気軽に楽しめるわけですよ。リハビリも兼ねることができたような気がします。
(3)母校を訪ねた
とりあえずかつて通っていた学校へ行けばかつての気持ちを思い出すだろうという単純な理由をもって、母校へ片っ端から行ってきました。小中高は防犯の関係からさすがに入れそうもなかったので、入り口を素通りするにとどまりましたけど、大学はちゃんと中まで入り、かつてお世話になった職員さんや指導教員と顔を合わせてきました。
大学で働いておられる方は良い意味で社会離れしておられる方ばかりで、私が休職に至るまでの経緯を報告したら、仕事なんて適当に受け流しつつ、健康に過ごせばいいんだよ的なアドバイスをいただきました。
また、移動中にすれ違った後輩学生たちはみんなキャピキャピしており、すれ違う度に元気を分けてもらえたような気がしました。
2.食洗器を買った
休職してすぐに食洗器を購入しました。というのも、過労でしんどくなり始めてから真っ先に乱れ出したのが水回りだったんですよね。特にシンク。
洗い物がおっくうになってきて食器や弁当箱が溜まる。食器が使えない&洗いたくないから外食に逃げる。弁当箱も洗えていないので弁当を詰めれずに勤務日の昼食はインスタント食品に逃げる。食生活が乱れると気力が下がってほかの家事にも支障が出る。という最悪のループが生まれていました。
たら・ればを言っても仕方ありませんが、もし洗い物の問題がなかったら生活の質低下問題はもう少し抑えられていたのではないかと思いました。
今後同じような過労は起こってほしくないですけど、万が一起こった時のことを考えて食洗器を置いておこうという結論に至りました。工事とか邪魔くさかったんでタンク式のやつを買いました。お値段は4万円弱。
食洗器…すごいですよ!!めっちゃキレイに仕上げてくれます。正直手で洗うのが馬鹿らしくなるくらいです。現在は休職中で洗いものが溜まる状況にはありませんけど、食洗器を回すためだけにわざと食器を使い、毎日2回くらいは動かしています。もはや食洗器回すのが趣味ですね。
3.物を捨てた
私には勝手な思い込みがありまして、それは「片づけは不調時にやるのが吉」です。というのも、不調時(特に心理的な不調時)は、思考力や判断力が鈍っていると推測されます。だから、普段なら「使えるかも?」みたいな思考が働いて捨てないようなものであっても、不調時なら捨てられそうだなという気がしているのです。
実際、12月の下旬にかけて2回ほど断捨離を決行したんですが、結構な量を処分できましたよ。年明けにも断捨離をやるつもりでいます。
4.本を買った
過労が続き、気力・体力がなくなってくると、移動時間や終業後に読書や勉強などの頭を使う作業をする気がなくなるんですよね。だからプライベートは寝るかSNS見るかゲームするかみたいな生活でした。でも私って、基本は勉強とか読書とかをしていたい人間でして、それらをしたくてもできない状態というのは、わりとストレスだったみたいです。
療養して、気力・体力に余裕が出てくると、知的好奇心が湧き始めまして、無性に本を読みたくなってきました。そこで、梅田の大きな本屋へ行って、Excelマクロに関する本やライフハックに関する本、お金の勉強に関する本なんかを買ってきました。まだ全部を読めているわけではありませんが、ちょこちょこ読みながら自分の知的好奇心を満たしています。やっぱりこういう時間が必要。
5.散歩を始めた
年の瀬あたりからは、社会復帰へ向けて体力をつけるために散歩を始めました。休むだけでロクに運動もせずに社会復帰をしても結局倒れて終わり。的なことになりかねないと思ったからです。どうせ復帰後はコキ使われることになるでしょうからね。
散歩は2駅ウォークってのをやっています。自分の最寄り駅から2駅先で下車して、自宅まで歩いて帰るという。距離にしたら5~10kmほど、時間にしたら2時間程度って感じです。歩き始めは普通の呼吸、脈も普通なんですけど、1~1時間半ほどすると脈があがって、呼吸もテンポがあがっていることに気づきます。これが長時間やる効果かーと。
そうやって帰ってきてから夕食を食べ、入浴をすれば体がしっかり疲れてくれるので、その日の睡眠は深くなっているなーと実感します。翌朝もすっきり目覚められているので、やっぱり適度な運動は最高だなって。
6.定年退職後みたいな生活
そんな感じで、休職後の私の生活は、母校へ行ったり新しい家電を買ったり、断捨離したり、本を読んだり散歩をしたりと。定年退職した後みたいな状態になっています。結局これが健康でいられるルーティンということなのでしょうね。真剣に休職生活を送っていると、復職後の生活におけるルールもある程度固まってきたような気がします。
7.復職後のルール
まずは文明の利器には頼ること。人力に頼っているといざその人間がダメになったときに救いの手がない。一人暮らしならなおのことです。
そして、余力を残して仕事をすること。全力を出し切るのは短期的に得があるかもしれませんけど、長期的に見たら結果損になる。実際私も9~11月に全力で仕事をした結果、倒れてしまって12~1月は仕事ができなくなりました。これは実働時間ベースでも見てもマイナスなわけで、ならば全日定時で帰って心身を休めていたほうが職場の力になれていたと思います。
あと、運動や読書という文化的な生活は維持すること。知的活動や適度な運動をしないと人間は相当な苦痛なようですし、それらをしないということはその時期は成長が止まっているということになる。それって自分にとっても職場にとってもよくないことだと思うんですよね。だから、運動や読書、もっというならプライベートの時間を犠牲にしてまで仕事をしない。これは復職後の大原則にすべきだなと身をもって感じました。
というか、これらを前回の休職の時に学んでなかったのかよって話です。
そんなわけで、私が休職中にやっていたことと復職後の決意表明でした。2年に1回休職しているというのは、自分にとっても不名誉なことなので、今後そう言ったことが二度とないようにしたいものです。まぁ、無理な時は無理だとは思いますけど。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?