マイナンバー実務検定受ける
皆さんこんにちは。今日は、勤務中に文句を垂れ流す系の職員が2名欠席していました。するとどうでしょう、今日はビックリするくらい業務が円滑に回っていました。あぁ、この人たちが職場をダメにしているんだなと身をもって感じたところです。
今日はあまりに疲れていたのと、宅配便が届くということで、18時過ぎに帰らせてもらいました。お先に失礼しますと言ったら、残っている一部の人に嫌な顔されましたけど。これ以上働かせる気かよ!?
今は家のことをやりながらこの記事を書いています。ここで、来週受ける資格試験について簡単に書いておこうと思います。
タイトルにもありますとおり、マイナンバー実務検定(1級)を受検する予定です。試験は9月の終わり…。勉強時間がない…。
ではここで、私がこの検定を受検しようと思った理由や、勉強の進捗状況についてご報告したいと思います。
1.職務からは微妙にズレている
そもそもの話になりますが、市役所のマイナンバー部門って、厳密にいうと「マイナンバーカード担当」なんですよね。
マイナンバー制度そのものの管轄は国になりますから、マイナンバー制度に関する問い合わせがあった場合は、国のコールセンターをご案内します。
市役所が扱うのは、マイナンバーカードの申請や交付、電子証明書の各種手続き、マイナンバーカードを用いた転入・転出の手続きなどです。
知識として身に着けていくのは、マイナンバーカードの交付手続きに必要な書類とか、マイナンバーカードを使ってできることなどが基本です。だから、マイナンバー制度そのものについて問われたとき、答えられない職員は割といます。実は。
一方、マイナンバー実務検定では、マイナンバー制度自体に関する知識が問われます。「個人番号利用事務」とは何ぞや?とか、個人番号の「提供」と「利用」の違いは何?とか、個人番号を不正な方法で取得した時の罰則はどの程度か?とかです。
マイナンバー「実務」検定と称されるだけあって、マイナンバーを使った事務をする時のルールをちゃんと理解できていますか?という趣旨の検定になっています。
そういう意味では、今の仕事内容と微妙にズレがあるといえるでしょう。にもかかわらず、私がマイナンバー実務検定を受ける理由は下記のとおりとなります。
2.主義:業務携わる以上資格を持つべきだと思うから
まず、業務に携わる以上、その業務に関する資格は持っておくべきであるという私の主義です。業務知識について第三者から評価を受けておくことは実務をこなすうえで自信にもなりますし、現在の力量を客観的に示す手段になると思っているからです。
前の部署でも、携わっている業務に関する資格を2つ所持していました。もっとも、その資格は大学時代に取得していたものですから、実務を通して学び得たという側面はないのですけど。
先述のとおり、マイナンバー制度とマイナンバーカード関係事務とでは、若干守備範囲が違うので、業務ではあまり役に立ちません。それでも、マイナンバー制度に関して理解しておくのは担当職員として当然と思いますし、制度を理解している証明として資取は取得しておくべきだと思っています。
実務と理論の両方を携えて、デキる風の公務員になりたいのです。
3.動機:ゴネる市民に優しくなりたい
6月頃、窓口を占拠して、ネットで集めたようなマイナンバーの謎知識を延々と並べ、喚き散らした市民がいました。火消しに出動したのが私だったのですが、その時の「ワシのほうがマイナンバーについて知っている」みたいな言い草に腹が立ちました。
今になって振り返ると言っていることはめちゃくちゃで、単なる言いがかりだったのですが、自分の知識不足が原因で、上手に対応できなかった部分があったのが悔しかったのです。
そこで、マイナンバーカード関係に絞らず、マイナンバー制度についても勉強する必要性を感じ始めました。とりあえず検定受けることになったら、まじめに勉強するだろうと思い、検定を申し込みました。
そのおかげで、今までは理解が不十分だったマイナンバー制度についての理解が深まり、日々の説明に自信がついてきました。そういう意味では件の市民には感謝しています。次に来たらただじゃおきませんけど。
資格を取得したあかつきには、件の市民のように喚く輩に対して「資格も持っていない素人のクセに何理屈こねちゃってるのウケル~」と心のなかで思いながら対応します。そうすることで心に余裕をもって対応できるかなって思っています。だいぶヒネた動機ですね。
4.意地:ウザい同僚を見下したい
動機としては更に質が落ちますが、資格を取得することによって、ウザい同僚を見下してやりたいという思いがあります。
というのも、職場にどうも馬の合わないヤツがおりまして、そいつがマイナンバー実務検定2級を持っているのです。そいつは、何かと上からモノを言うヤツで、毎回小さくイラっとしていました。
2級でそんなに偉そうにできるんだったら、1級をとれば私はそいつよりも偉いから、井の中の蛙にしてやれるんじゃないかと勝手に思っています。ま、表には出しませんけど。
少なくとも、同僚が資格を持っているのに、私が持っていないのは気にいらないという意地とプライドです。
5.野望:異動したい
あと、一見矛盾しているような主張かもしれませんが、今の部署から離れるために取得を目指している側面があります。
そこには、「実務と学習両方の側面でマイナンバーについて知ったから、この部署は卒業させてください」という主張で異動届を出してやろうという魂胆があります。
もったいないと思われるかもしれませんが、そんなにズレた主張ではないと思っています。というのも、マイナンバー実務検定の知識って、住民課よりも給与とか年金とか税とかの部署のほうが役に立つんですよね。実務検定で問われているのは、個人番号の取り扱いですから。そして、個人番号を実際に取り扱う部署は年金課とか給与課とかです。
個人番号制度は、別名社会保障・税番号制度です。なら、そういった部署のほうが実務検定の知識を活かせそうじゃないですか?
という理屈をこねて、今の部署からはオサラバしたいと思っています。もう十分に働いたよ。許しておくれ。
6.背水の陣で受検する
以上、ロクでもない理由で受検を決めた私ですけど、勉強に対するモチベーションは結構高めです。時間がないなりには頑張っているほうだと思っています。
解説本は4~5周程度しましたし、過去問も1冊買って解きこんでいます。現在は、過去問ベースで正答率85%いくかいかないかくらい。安定して合格するにはもう少し欲しい水準ですが、まぁ上々といえるでしょう。
ちなみに、職場ではマイナンバー実務検定を受検すると公言しています。これは、私が隠し事のできないタイプだということもあるのですが、みんな知っているのに落ちたらみっともないから、受かるために勉強するだろうという環境づくりの意図もあります。やっぱり人間は追い込まれないとパワーが出ないからね。
さぁ、私は受かるでしょうか?それとも落ちるでしょうか?
(おまけ)
ちなみに、マイナンバー制度とマイナンバーカードは混同しがちですのでお気を付けください。マイナンバーカードを作っていなくても、住民登録がある以上、あなたはマイナンバー制度に組み込まれているのですよ。カードはあくまでも対面とオンラインでの身分証明書としての側面が強いです。