【復職初日】公務員と横綱のコラボレーション
皆さんこんばんは。今日は復職初日でした。簡単にではございますが、その報告をいたします。
1.復職初日報告
(1)普通に仕事した
そんなわけで、2ヶ月ぶりに仕事をしたわけですが、復職1日目だからと特別感があったわけでもなく、ふつーに1日仕事しました。
久々に顔を合わせた同僚は、まるで連休明けかのようなノリで挨拶をしてくれました。それこそ"お久しぶりです"すらもなく、普通に"おはようございます"でした。
その後は普通に事務をして、電話をとって、窓口にでて。なんだったら、クレーム対応もしたし、新人研修もしたし、休憩も職員のなかで一番最後に出ました(3時前?)。
「2ヶ月間の休職」なんてなかったかのように仕事をやりましたし、できました。復職だということを一瞬忘れかけましたね。
驚いたのは、自分がそれくらい仕事を覚えていた(というか、初日でほぼ元通りになったと思います)ですね。それだけ現場が変わっていなかったという見方もできますけど。
(2)脳と目と足が死んだ
仕事が「できた」とはいえ、「慣れた」わけではないので、心身の消耗は激しかったです。
仕事中は1つ1つ思い出しながら動いたので普段以上に頭を使いました。何より、住民でごった返した窓口を見て&聞いて&匂って&、私の脳は完全に死にました。とくに目の死に方がえげつなくて、休憩中に鏡で見た自分の顔を見て「誰?このゾンビ?」ってなりました。
あと、休職期間中に1回しか履かなかった慣れない革靴で、慣れない動き(ターンやステップ)を繰り返したので、両足が完全に死にました。
(3)体力は定時でトントン
そんなわけで、ほぼほぼいつも通りの業務内容になったわけですが、超勤制限があるので退庁時間はほぼ定時とさせてもらいました。ありがたい。
そして、今(記事執筆時点)の体力の残り方を自己評価してみると、今日くらいの労働時間(定時ちょっと)なら持続可能に仕事ができそうだなって感じです。これ以上長引くと消耗に回復が追い付かなさそう。
やっぱり残業はムリ!世の社会人はなぜ平然とした顔で日々仕事をこなせているのだろうか…。
(4)マニュアルが活きた
正直、復職初日としては100点の1日を過ごせたんじゃないかと自分では思っています。業務内容も復職前と遜色なく、働いた時間も理想的でした。正直、今日みたいな生活をずっと続けることができれば、社会人として完成してしまいそうな気すらしました。
この成功に一躍を買ったのは、私が休職前に作ったマニュアルやツールの数々でした。この1年半にやってきたことはおおよそマニュアル(文章)化しておいていたので、マニュアルを読んでさえいれば当時の私の水準にまでならあっという間に到達することができました。
これ、どこで役に立つのかな~なんて思いながら作りつつ、履歴を見てもほかの職員が開けた形跡はなかったものの、このマニュアルが私の復職初日の伴走者となってくれたのは事実です。
2.日々横綱の気持ちで
(1)住民から見たら常にプロ
私個人の見解ですが、公務に出る以上は常に最高のパフォーマンスを出せるようにしないといけないと思っています。なぜなら、住民からみたらどの職員も同じ職員(プロ)でしかないからです。
「新人だから仕方ないよね」「休職明け・異動直後だから仕方ないよね」はチームでのねぎらいの言葉であって、住民へ向けた大義名分であってはならないと思います。住民が勝手に思うのはいいと思いますけど(私も思う時はありますから)、それを期待してはいけないと思います。
どんな状況でも公務を執行する以上プロであれ、これが私の価値観です。
(2)できなきゃ休みゃいい
で、それができなきゃ休んだらいいんですよ。正直、いっぱしの職員が休んだところで組織はビクともしませんよ。実際、私が2ヶ月休んだところで、職場はなんも変わってませんでしたし、なんだったら休職なんてなかったんやくらいのノリでした。
大体、スティーブ・ジョブズが死んでもAppleは成長を続けているくらいです。あなたが休んでも大したことない。
休んで、また働きたくなったら戻ればいい。それでダメそうならまた休めばいい。それでもダメなら辞めちゃえばいいと思います。ただ単にその仕事が向いていなかっただけで、自分に合う仕事はきっとあると思いますから。
いくらリザードンとはいえ、海の中で闘わせては十分にパフォーマンスを発揮できない。山とかにしてあげよう。つまりそういうことです。
(3)横綱の働き方
ところで急に話は相撲になりますけど、番付の最高位である横綱は、出場する際には常に最高レベルの相撲内容・成績を求められるとされています。
大関以下の力士は、技量が衰えてもその時の実力に見合った番付で比較的長く現役を続けることができるが、横綱にはそれが許されず、横綱の地位に見合った高レベルの実力を発揮できなくなれば事実上引退に迫られることになる。一方で、番付が下がることはないため、本場所で最高レベルの成績を出せる自信のない場合は長期休場することも珍しくないとされています。
安定した地位という特権がある反面、果たさねばならない責務は重い。
これって公務員とすごく似ていると私は思うんですよね。福利厚生や雇用条件など、地位は比較的安定しているという特権があるものの、公務の内容は広く公共の福祉に資するものであるためキツイものが多いにも関わらず、常に最高レベルの成果を求められる(遂行できてもバッシングされる)。
だから私は、横綱のように大きな働き方でもいいんじゃないかなと思っています。普段は与えられた仕事を抜群の質で遂行する。でも、心身の不調やその他の事情によってそれが難しい場合はしっかり休んで、また抜群の質で仕事ができるようにすればいい。それを何度も繰り返せばいいと思います。
将来的には「市役所の大横綱」と言われるような働き方を目指してます。目指せ!市役所のダグワドルジ(←元朝青龍の本名)!まぁ、とりあえずは復職をしっかり軌道に乗せたいと思います。明日も頑張りますので応援よろしくお願いします。