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AGAの病院でバトって来た話【全男性必見】


 皆さんこんにちは。イ キ ナ リ デ ス ガ ー(楽天カードマンの言い方)、つい先日、私がAGAの病院に行ってきたときの話をしようと思います。

 全男性必見です。ディスりが含まれていますので、担当者の目に触れませんように…。



1.私の頭上

 まずは端的に、私の頭上について解説しておきたいと思います。


(1)多分まだ大丈夫

 単刀直入にハゲてるのかハゲてないのかと聞かれれば、ハゲてないと答えます。状況(たとえば、水に濡れた時とか、風に煽られて分け目がクッキリついた時とか)次第では頭皮が見えるものの、いつもは黒一色ですので。また、ここ数年で抜け毛が増えたわけでもなく、周囲に薄毛を指摘されることもありません。

 という感じで、20代のうちはまだ大丈夫かなぁと自分では思っています。


(2)受診の動機

 では、そんな私がなぜAGAの病院へ行ったのか。理由は2つあります。

 1つめの理由は、第三者に現状を見てほしかったからです。セルフチェックでは厳しめに付ける傾向があるので、「要注意!」と表示されることが多く、不安になります。

 知人に聞いても「大丈夫だよ」としか言われませんが、それは本当に大丈夫だから言ってくれているのか、気を遣って言ってくれているのかわからなくなります。

 ならば、専門的な知識があり、客観的な判断を下すであろう医師に現状を見てもらうのが一番じゃないかと思ったわけです。


 もう1つの理由は、話のネタになるからです。全男性にとってAGA(ハゲ)は関心のあるテーマですよね。でも、病院へ行った経験がある人はそんなに多くないのではないか。じゃあ体験談を書けば絶対話題になるのでは?しかもその記事は誰かの役に立つ!そんな発想で病院へ行こうと思ったわけです。冷やかしといってしまえばそれまでですけど。



2.カウンセリング当日

(1)受診の流れ

 病院に入ると、受付の人が個室に案内してくれて、簡単な問診票の記入がありました。問診票を提出したら医師が来てくれて、問診票をもとに診察(カウンセリング)。最後は治療プランの説明といった流れでした。

 診察は女性のお医者さんに対応していただきました。この先生が綺麗な方で、ちょっと緊張したのは秘密です。「現状を知りたい」と事前に伝えていたので、拡大鏡で頭皮を見てもらったり、AGAに関する説明をしてもらったりと、和やかに進んでいきました。


(2)クロージングから不穏な空気

 そんな感じで和やかに終了。かと思いきや、先生が月々の支払いやローンのことを話し始めたのでちょっと待ってくれと、今日は現状を知りたいだけだと言うと徐々に空気が悪くなり、先生が頻繁に部屋を出入りするようになりました。

 その後は治療内容を一部削いだ代案を見せてきたり、キャンペーンを前面に押し出してお得感をアピールしてきたりと生々しい営業トークに発展しました。しまいには、院長と話をつけたので今日だけの特別価格(定価から4割引くらい)でどうか?と持ち掛けられましたが丁重にお断りしたところ、部屋から追い出されました。

 途中はあれだけ楽しく会話していたのに、最後は挨拶すらろくに交わせずに解散したのが非常に残念でした。そして、この体験記は絶対に世へ出してやろうと決意するに至りました。



3.契約に至らなかった理由

(1)ハゲ感のズレ

 先にも述べましたとおり、私は自分のことをそんなにハゲていないと評価しています。しかし、先生はヤバイ!進行している!今すぐにでも!といった感じで、若干のズレを感じました。要は私ってそんなハゲてる?と違和感を感じたんですよね。


(2)実例を見て安心してしまった

 あと、実例を見て安心したのも契約に至らなかった大きな要素でした。

 参考資料のビフォー・アフターを見た時、さすがにビフォーの写真ほどは薄くなってないし、アフターでこれだけ回復するんだったらまだ全然大丈夫やん、ってなったんです。拡大鏡で自分の頭皮(比較的大丈夫そうだった)を見た後でしたし。

 不安を煽って契約を進めるための武器だったのでしょうけど、私には逆効果でしたね。


(3)担当者を愛せなかった

 結局、一番大きかったのはこれでした。担当の先生は一生懸命説明してくださいましたが、私の現状に沿った話がほとんどなく、一般的な傾向の話ばかりされていました。あと、話の組み立て方が不自然すぎて、途中から営業トーク全開だなーと感づいてしまいました。

 空気が悪くなった後からは、所作がどんどん荒くなっていき、ドアの閉め方なんかは恐怖を覚えました。感情が表に出るなんて、基本的なビジネスマナーがなってないなーと不信感にもつながりました。

 この人には私の顔が諭吉に見えていたんだろうな、と思い始めてからは完全に心を閉ざしてしまい、ほぼほぼ聞く耳をもっていませんでしたね。



4.ふりかえり

(1)「相談」なわけがない

 ただ、冷静になって思うのが、「相談」なわけないよなーってことです。そりゃそうですよね。高給取りの医師が、見ず知らずの私に対して2時間も話を聞くわけがありませんよ。当然、その先の契約を見据えて話してくる。でないと商売あがったりですから。

 だとしても、もう少し上手に隠してほしかったですね。今回の感想を単刀直入にいえば、「カウンセリングというより医師による営業活動」でした。病院も結局は営利団体ってことですね。AGAから国民を救う会みたいな非営利団体できないかしら…。


(2)次につながる良い収穫

 とはいえ、AGAの病院ってどんなところかを知れたので、行ってよかったと思っています。多分、別の病院でも勧誘はされるでしょうし、別の課題である髭脱毛でも同じ展開に遭うでしょう。ですが、一度戦い方を知ればもう大丈夫。意味のない課金は一切しない自信ができました。

 あと、ゴネたら割引してくれるという事実を知ったのも嬉しい誤算です。先生が最後に提示した金額は、AGA業界の基準価格だと思います。なので、他の病院で勧誘された時や、(多分ないですけど)同じ病院で再度勧誘された時にはこの基準価格を突き付けてやろうと思っています。



5.おわりに

 かの有名なファミコンソフト「ドラゴンクエストⅢ」のなかで登場する街「アッサラーム」の住人がこんな名言を残しています。


物を買うときは欲しそうな顔をしないこと。


 結局はこれに尽きると思います。自分が選べる立場のうちに、できる限り良い条件を引っ張り出す。公務員をやっているとなかなかもてない視点ですから、良い勉強になりました。


 あと、全国の男性の皆さん。なんかゴメン


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