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🐙ミズダコの感触はおっぱいだ🐙

以前、取材のために越前松島水族館に行ったことがある。
なぜならそこには「みずだこ館」という、生きたミズダコと触れ合える施設があったからだ。


たまに伸びをしては、また眠りにつくミズダコ。まぶしいのか腕で顔を覆ってるのが人間ぽい。

ミズダコは水温10℃以下のヒエッヒエの水槽の中でじっとしていた。
触れ合うためには、ありえねぇほど冷たい水の中に肘まで入れる必要がある、でもこっちはミズダコのお宅に勝手に上がらせてもらう側なので文句は言えない。

事前情報では「生きたタコの胴体はハードグミに似た感触」と聞いていた。
だけどこれはマダコについての話で、体長がマダコの6倍にもなるミズダコがどうなのかはあまりにも未知だった。

ちなみにマダコを飼育されてた方曰く、胴体を触ると嫌がられるらしい。
当たり前か内臓詰まってるんだし。てか小学校の頃に脇腹をつっつく遊び流行んなかった?うちではめっちゃ流行ってた。あれまじムカつくよな、マダコの気持ち大分わかるな。

とはいえ、取材として来ているので触らないわけにはいかない。
みずだこ館にいたミズダコは大小様々だったが、最も大きいお方を触らせて頂くことにした。

サトシのピカチュウくらいある胴体におずおずと触れる。
瞬間、私の脳内に電撃のようにある記憶が蘇った。

あれだ、高校時代の友人。
「わたしチャリ漕いでるだけで全身ムキムキになっちゃうんだよね〜」
と言っていた、彼女の、二の腕。

あの脂肪&筋肉の絶妙なバランスで成っていた女子の二の腕。むちりとしたボリュームとハリ。その感触がありえねぇほど冷たい水の中にあった。

そのことを今日友人に話したら、
「じゃあおっぱいは女子の二の腕と同じ感触って言いますし、ミズダコの感触はおっぱいなんですね」
と言われた。

天才の発想だ。
一体なにを言ってるんだ。

でも A=B=C は A=C だ。
じゃあ おっぱい=女子の二の腕=ミズダコ なら、おっぱい=ミズダコ ってことじゃないか。

衝撃の事実だ。そうなると女子のおっぱいを揉みたいけど揉めない人間は、ミズダコを揉めばいいことになる。
冷たすぎて背骨まで痛くなる水に手を突っ込めば、いつだって、おっぱいがそれを優しく迎えてくれるだろう。

これを書いてるうちに本気で感動してきた。
実は、生きたミズダコの吸盤は触るとふわふわしている。
触ってるのかも分からないくらい繊細な手触りで、花の花弁を撫ぜている気持ちになる。個人的にはガーベラが近かった。

可憐な花に似た吸盤を着飾り、おっぱいと同じ感触の体を持ったミズダコ。
エビなんか揉んでる場合じゃねえぞ。あの時、私たちが揉むべきはミズダコだった。

これをこうしてnoteに書いておいたら、いつかミズダコにロマンを求めて会いに行く人が出たりするかな。そんな未来があったらおもしろすぎる。
ただし優しく触れてあげてね、おっぱいもミズダコも生き物だから。

ちなみに、ミズダコは筋肉の塊だ。
本来タコの捕食者であるサメをぶち折って喰える。これはナショジオで観た。
唾液には毒がある。NHKと国会国立図書館で借りた様々な資料に書いてあった。

それでもミズダコは女子の二の腕であり、水底にあるおっぱいだ。
そこのお前、気張れよ。


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