「ボストン美術館展 芸術×力」人気声優2人の音声ガイドにも注目!
アコースティガイド・ジャパンのnoteへようこそ。
東京都美術館(上野)で開催中の話題の展覧会「ボストン美術館展 芸術×力」。実は2020年に開催予定だったのですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、やむなく中止になったものです。
「芸術×力」!?力とともにあった芸術の歴史を振り返る
本展覧会では、時代や地域を問わず、ボストン美術館が所蔵する作品を「力」をテーマに分類して展示しています。「力」といっても、作品そのものがもつ魅力というよりは、それを利用する側の力、権力のこと。美術品を作らせたり、所有すること自体、経済的にも、社会的にも大きな力が必要です。
身につけるものは一部の力を持った人物の証、また宮殿を飾る品々も目がくらむほどの輝き、さらにその持ち主の威厳に満ちた肖像画・・・。このように、美術品は時に所有者の権力を誇示するために利用されてきました。
現在、私たちが美術館などで作品を鑑賞する際は、その文脈と切り離して捉えがちですよね。ですが、改めて注目してみるととっても興味深く、作品の新たな一面が見えてくるかもしれませんよ。
「まぼろしの国宝」里帰り!
見どころは、たくさんあるのですが・・・特におススメしたいのが、日本に残されていたら国宝に指定されていたであろう《吉備大臣入唐絵巻》と《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》の里帰り!
なかでも《吉備大臣入唐絵巻》のおもしろさたるや・・・!まるで漫画のようにユニークです。しかも展覧会開催期間中、4巻全てが常に展示されているという贅沢さ。こんな機会めったにありません。ここでいろいろ書いてしまうよりも、「とにかく会場で一度見てみて!」と言いたいです。
「でも美術に詳しくないし、よくわからないかも。」なんてご心配ですか?・・・恐れるなかれ、音声ガイドがあれば大丈夫。描かれたストーリーや、作品が作られた背景についてしっかり解説します。
そもそもなんでアメリカのボストン美術館に日本の名品があるの?と疑問に思った方。その疑問にも、音声ガイドが答えてくれますよ。
展示作品の「オモテ」と「ウラ」?
本展覧会の音声ガイドでは、声優の鈴村健一さんと櫻井孝宏さんが展示作品の「オモテ」と「ウラ」をご案内いたします。「オモテ」は作品の解説、「ウラ」は名品に隠された権力者たちのエピソード。一台のガイドで2度おいしい💖お得なガイドです。本展公式サポーター、要潤さんが登場するスペシャルトラックも。ボストン美術館の歴史や、日本美術のコレクションがどのようにして成立したのかも解説してくれます。
さらにアプリ版なら、限定のボーナストラックも収録されています。
「ボストン美術館展 芸術×力」は、10月2日まで。ぜひお見逃しなく!(スガ)
******************************************
アコースティガイド・ジャパン
https://www.acoustiguide.co.jp/
Twitter: @ADaudioguide @kikubi_AG
*******************************************