【保健学的研究シーズ】を無償にした理由
そりゃ、聖人「マザーテレサ MOTHER TERESA」の仰るように「Not to keep, but to share.(=分かち合いなさい)」が大事だから、だけど・・。
そして患者様におかれましても「待ったなし」のEmergency(=緊急事態)だから。
そして私には、もう一つ、別の narrative(=物語)があったのです。
私は、2013年から2014年にかけて入院しています。
そのとき、三浦先生(M・A先生)という女医さんが私の主治医だったのですが、私に便秘薬を処方してくれました。炭酸リチウムでした。
それがグングン効いてきて、頭がスッキリしたのをとても感じました。
私はもう、小さい頃から「障害」と言っても良いほどの便秘症状(疾患)をかかえていたのだと理解できたのです。とても恐ろしいことでした。
そんな「助け」に見合う行為を行いたい、そうずっと考えてきました。
保健学的研究シーズが無償になったのも、自然ななりゆきです。
三浦先生(M・A先生)には感謝しても仕切れないのですから。
私が心を打たれたのは、三浦先生(M・A先生)が処方されたお薬が炭酸リチウムだったからに他なりません。他の複数の病院では【過敏性大腸症候群】と言われるだけで、ほぼ処置は白い飲み薬のみだったと記憶しています。そしてそれは一過性の対応に過ぎませんでした。
でも私という患者にとって必要だったのは常用薬としての炭酸リチウムであり、それを前例を考慮しながら、でも、そっくりそのまま100%適用しなかった三浦先生(M・A先生)の知性にはほれぼれとしてしまうのです。なんという知性のなせるワザなのかと!
本当に、医師という存在の善良性を三浦先生(M・A先生)からは強く強く感じました。
私などは逆立ちしてもあのような美しい善良な存在にはなることができませんが、でも、憧れの対象として、見習う対象として、いつまでも女医さんとして働き続けてくださることを祈っています。