【保健学的研究シーズ】心が休まらない病の人は・・
私には休日、やることがたくさんありました。
ピアノ、勉強、買い物、何時間あっても足りませんでした。
いつも何か暗記をしていないといてもたってもいられませんでした。
そんな時、ヨガに出会いました。ヨグマタ(=ヨガ指導者?)の相川先生のレッスンをDVDで見ながら、一生懸命ヨガをしましたが、心は休まることはありませんでした。ヨガをしながら、先日覚えた英単語の例文を考えていたかもしれません。
ヨガという場を設けても、全くダメだったのです。私には、心を休まる場はありませんでした。
よく考えてみなくても、職場で・・、座っている時にスカートの中の太ももを掴まれたりだとか、upsetなembarrasedな苦行を強いられた時もあった私は、出勤するだけで辛いと考えるのが普通なのに、そう思えない変な真面目さで自分の首を真綿で締めていたのです。
つらいよ・・寅さんだってそう言ってるのに、私は、ほぼ誰にもそう言えなかったのです。
なので、いつも犯罪被害者みたいな顔をして歩いていたと思います。
でも、お風呂場でネイルを塗っている時、ふと、私の上にnirvanaが訪れました。
それは涅槃です。スゥッと、涅槃が私の上に舞い降りたのです。
「あっこの時間は何も考えなくて、いいんだ・・・」
こんな時間は久しぶりというか、生まれて初めてだったかもしれません。
Mi manca qualcosa.(=私には何かが足りない)いつもそう思っていたからです。
何も考えない時間を持っただけです。
だけれども、その後、明らかに私に変化が訪れました。
まず、ストレス性の咳が半減しました。
心の余裕を感じることができました。
落ち着いて物事に取り組むことができるようになりました。
たかがネイルじゃないか、と思う人もおられると思いますが、ネイルが乾くまで待っている時間というのは案外貴重なものです。