こんな「時代」に宗教の話・・・ヨブ記(JOB)
昨今、自民党と統一「教会」の話題が盛んである。
昔、統一教会で合同結婚式に参加した「桜田淳子」という女優が、「私は、隠れキリシタンですから」というトンチンカン(失礼)発言をしたのも記憶に新しい(と母は言っている)、カルトの話題、花盛りである。
(いや、キリシタンやなくて、カルトやろ、とツッコミを入れたい)
そんな中、あなたは聖書を読んだことがあるだろうか?
こんなご時世に言いづらいことだが、私は、ある。
そもそも、聖書(Bible)を手にしたキッカケは、JS BACHの「マタイ受難曲」というクラシック音楽だった。
高校3年生の時に、初めて聴いて、大学生の時は、CDが壊れる程度まで聴き込んだ、すさまじい、JS BACHのマタイ受難曲オタクなのである。
だが、私は、洗礼を受けているわけでもなく、戒律を守っているわけでもない。
普通の人なのだ。
しかしある日、私を取り巻く様相は一変する。
私の親族が、こともあろうに家のなかに「天と地との契約」についてのポスターを貼っていたのをついに私は発見してしまったのである。
私は悩んだ。これは、親族の信教の自由を侵害するものであるから、口を出してはならぬことであると。だが、くれぐれも言うが、私の親族は無宗教なのである。
戒律を守っているのはみたことがないし、信条も強いていえば仏教なのだ。
しかし、身近なところにいる英会話NOVAの外国人講師には相談してみた。
彼は明言を避け、言及を避けたが、聖書にはあるね、ということを言ったのだった。
私は、Amazonでそれとなく、ヨブ記(JOB)を検索してみて、クシュナーという人の本を探し出した。
「When Bad Things Happen to Good People (English Edition)」
という名称の本である。あらすじは、Amazonでどうぞご覧ください。
私は、そこで、親族のメッセージに気が付いたのである。
親族は、私が司法試験に合格せず、ダメな事務員として勤務していることを恨んでいるのではないかと。
親族は自分を、私の「被害者」だと思っているのではないかと。
あの天と地の契約のポスターはユダヤ教の聖典:ヨブ記(JOB)に私を導くための、罠に過ぎなかったのだと。
まんまと「おとり」に引っかかった私は、それから、どんなに「良い人」にも悪いことが突然訪れることを知ることとなったのであった。
親族は、今も私を恨んでいるのに違いない、そう思って戦々恐々としている毎日である。
この話は英会話NOVAのUK講師には大ウケだった。
The Beatlesが昔歌ったような「She sacrifices all of her life.」な事象ゆえに起こった出来事であるからかもしれない。
She thinks that she is "the" victim of my family.
そう言うと、UK講師が爆笑する。そんな和やかなレッスンが進んでいったのであった。