学生なのに正社員?ーー秘密計算エンジニアとして活躍する田中来樹さんに聞く!
秘密計算の会社で働く人とはどういう人なのだろうかーー。
Acompany編集部では、Acompanyで働く”ひと”を紹介する連載企画「What are the people at Acompany like?」を連載。第3回目となる今回は、長期インターンから現在は正社員として活躍する”学生”メンバーに焦点をあてた。
過去、何社もの長期インターンへ参加し、起業も経験。現在はAcompanyの開発チームで、テックリードとして活躍している。そんな輝かしい経歴を持つ田中来樹さんに、なぜ学生でありながら正社員となったのか話を聞いた。
※こちらの記事は2021年12月21日に公開しており、記載されている情報が異なる場合がございます。
名古屋大学情報学部の「1期生」として2017年入学。志望した理由は。
名古屋大学情報学部の1期生になれるという理由が一番大きいです。
中学受験を経て男子校で6年間を過ごしました。理系選択だったこともあり、工学部という選択肢が濃厚でしたが、ちょうど名古屋大学に情報学部が新設されることが決定し、「1期生になれる!かっこよさそう!」と思い志望。2017年に情報学部コンピューター科学科への1期生として入学しました。
大学入学を機に、プログラミングを開始。2年生の時には実務経験を積む目的で、さまざまな長期インターンへ参加しました。
就職活動にも本気で取り組みつつ、院試もこなしました。
3年生の時、就職活動に本格的に取り組みました。15社くらい選考へ挑み、最終的に5社残って。その時に大企業や、メガベンチャーについて、学生という立場をうまく利用して、インターンに参加。色々知る機会を得ることができました。
一方で、院試も受けるため勉強を続けていました。周囲がほとんど院へ進む学部だったので、進学も閉ざさないようにし、就活と院試、両方を視野に入れて活動していました。
その中から結局は、大学院へ進むことに決めました。就職してしまうと進路が限られてしまうという結論に至ったのが一番大きな理由ですね。他にも学生でいることによって、さまざまな可能性を残すことができるというのもメリットに感じました。
起業経験もあるとか。
はい。起業を経験したいなと思い、3年生の時に同級生と起業しました。
当初は1年でM&Aによるexitを目標としていたのですが、相方の意志で長期的に事業を育てていく方針に切り替えることとなり…。方向性の違いといえばかっこいいのですが、僕は1年で離れることになりました。
離れてからは研究以外にやることもなかったのでプラプラしていたところ、先輩でもある高橋さんにお誘いいただき、インターンとして2020年5月にAcompanyへジョインしたという感じです。
学生でありながら「正社員」になりました。
ちょうど今後について迷っていた時期に、フルタイムを打診されて正社員になった感じです。
長期インターンや起業を色々とやっているうちに、ストレートで卒業しなくてもいいかなと。周りも休学し続けている、もしくは過去に休学した人が多くて(苦笑)。
一旦、色々やっていることや提示された条件など全てテーブルに乗せて考えた時に、休学して正社員になることはありだなと結論が出て、10月から正社員になりました。
秘密計算エンジンの開発で、面白いところは?
SaaSとは違う楽しさがあります。今、AcompanyではMPCを使って秘密計算エンジンを開発していますが、ググっても解決策がないんですよね。当たり前ですが。なのでゼロからアプローチする必要があって。ほんと訳のわからない、不思議な技術だと思っています。
教科書的にはオークションや投票に使える技術と言われていますが、高橋さんがいろんな企業とPoC(実証実験)をこなしていく中で、秘密計算って社会的インパクト高いんだなと感じています。
どんな人と一緒に働きたいですか。
バリューの「Be Cool」にもありますが、「自分の機嫌は自分で管理できる人」と働きたいです。人生の時間の大半を占める仕事の時間をギスギスしたり、重苦しい空気の中で過ごしたくない。やはり心理的安全性が高い職場で働いていきたいので、誰に対してもリスペクトの心を忘れずに穏やかな心で働いていける環境が望ましいです。
もう一つは、「自分自身とアウトプットを切り離して考えることができる人」。業務の上で議論が必要になることがあり、そこで他者の意見や成果物に対して指摘したり、逆に指摘されたりします。誰しも自分のアウトプットに対して批判されると少なからず傷つくとは思いますが、そこに対して感情的にならず、建設的に議論しあえると、良いアウトプットが生まれていくんじゃないかと思います。
採用情報
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編集後記
「釣りが好き」という。てっきりアジとかニジマスとかを釣りに行っているのかと思いきや、イカやタコを釣っているのだとか。釣りを全くしたことのない筆者にとっては「なぜイカタコ?」という感想を抱いたのだが、本当になんでなんだろう。(はまだ)
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