インターン生から見たAcompanyのR&Dの面白さとは
秘密計算の会社で働く人とはどういう人なのだろうかーー。
Acompany編集部では、Acompanyで働く”ひと”を紹介する連載企画
「What are the people at Acompany like?」を連載。
第8回目となる今回は、AcompanyのR&Dでインターンとして働く井村さんに、R&Dチームでの働き方と大学院で学んでいることについて聞いた。
※こちらの記事は2022年3月10日に公開しており、記載されている情報が異なる場合がございます。
大学院で行っている研究
北陸先端科学技術大学院大学で、主に暗号理論の研究を行う藤崎研究室に所属しています。この研究室は、次世代の量子計算機にも耐えうる安全な暗号や、Acompanyでも使っているマルチパーティ計算の研究などが行われている研究室です。私は格子暗号(※秘密計算に使用される技術の一種)について主に研究をしています。
大学院で暗号系を専攻した理由
昔からこの分野について学んでいたわけではなくて、本格的に始めたのは大学院に入ってからです。学部生の頃は情報系の学部ではなく、理学部に所属していました。
学部生の頃に、学内で開かれていた暗号系のセミナーに参加する機会があって、そこで秘密計算のことを初めて知りました。データを暗号として秘匿したままいろいろな操作ができるという点に惹かれ秘密計算への興味を持ちました。それから秘密計算への関心が大きくなっていき、大学院からは秘密計算の研究をすることにしました。
Acompanyでインターンを始めたきっかけ
秘密計算のAIについて調べていたとき、Acompanyが書いている技術解説ブログを読んだことが、Acompanyという会社を知ったきっかけでした。その後、いろいろと興味を持って会社のホームページを読んでいたら、カジュアル面談をしているということを知って、とりあえず話しだけでも聞こうかなと思い予約をしてみました。
カジュアル面談を予約した当初は、Acompanyでインターンがしたいと強く思っていたわけではなかったです。ただ、日本では数少ない秘密計算を事業にしている会社ということで、興味は強くありました。
カジュアル面談が始まったとき代表の高橋さんから、「カジュアル面談だけにしますか?それとも一次選考も兼ねて面談をしますか?」と聞かれました。Acompanyのカジュアル面談は基本的に会社についてフランクに話すだけなのですが、応募者が希望すれば一次選考を兼ねて一度にすることも可能だからです。
そのとき、ちょうどいい機会だから就活の練習代わりに選考もしてもらおう、面接の練習にもなるかもしれないと思って一次選考を選びました(笑)。そのことがAcompanyでインターンを始めたきっかけです(笑)。
そんなこんなで偶然受けることになった一次選考でしたが、運良く通過できたことと、選考のなかで知ったAcompanyという会社により興味が湧いてきたことで、インターンを始めることにしました。
もし面接の練習をそのとき必要としていなかったら、今Acompanyで働いていなかったのかもしれません(笑)。
R&Dチームを選んだ理由
R&Dチームで働くことを選んだのには主に2つ理由があります。
1つ目は、大学院でしていることが秘密計算についての研究なので、その研究を仕事にも活かしたいと考えたからです。
2つ目はプログラムを書くことがあまり得意ではないからです。R&Dチームで働けば、プログラムを書かなくてもいいということだったので(笑)。
R&Dチームでの働き方
普段からフルリモートで働いています。空いている時間に少しずつ仕事をしたり、就活で忙しい時期はまとめて終わらせたりする働き方をしています。
R&Dチームでは、主に論文を読む仕事と書く仕事の2つを行っています。 論文を「読む」仕事では、必要とされる新しい技術に関する内容の論文をたくさん読んでわかりやすくまとめる、ということをしています。論文を「書く」仕事では、R&Dチームで分担しながらテーマに沿って調査論文を書く、ということをしています。
インターンとして働いて感じたこと
働き始めるまでは、Acompanyはベンチャー企業なので怖い会社なのかもしれない、というイメージをもっていました(苦笑)。
しかし実際に話してみると、とても和気あいあいとしていることがわかって、最初に持っていたイメージとは全然違った会社なんだということがわかりました。
例えば、業務外でも部活動で一緒にご飯を食べたりスポーツをしていたり、いろいろと楽しんでいる姿を良く目にします。
私はフルリモートで働いているので活動についていくことはできないのですが、社内に多々ある部活のなかでも「スイーツ部」に一応は所属していて、流れてくるスイーツの写真を見て楽しんでいます(笑)。
一緒に働きたいひと
私が知らないことをたくさん知っている方と一緒に働きたいです。あまり知らない分野の知識がある人といろいろな情報交換ができると楽しいと思うので、どんどんAcompanyにも不思議な分野の知識を持った人が入ってきて欲しいです。
採用情報
Acompanyではフルタイムや長期インターンのソフトウェアエンジニアを募集しています!詳細はこちらから!
カジュアル面談もお気軽にどうぞ!
編集後記
今ではAcomapanyのR&Dチームで働いている井村さんだが、インターンを初めた直接のきっかけが、面接練習をしたかったからであったことにはとても驚いた。色々と個性的な人が集まるAcomapanyのなかでも、入社のきっかけに関しては一番ユニークなのではないかと思う。(山崎)