弊社WebサイトをWordPressからSTUDIOに移行した話

こんにちは。Acompanyで情シスをしている野中です。
セキュリティ対策や社内で使用するツールの管理などを行なっています。

私の紹介については、AcompanyのオウンドメディアSpotify Podcastの「アカントピック」で深掘りしてもらったので、よかったらこちらを聴いてみてください。

この記事はアカンクリスマスアドベントカレンダー2023の35日目の記事になります。

今回は以下のリンクの、AcompanyのWebサイトの移行を実施したので記事にしていこうと思います。

移行した背景

以前の弊社Webサイトは、WordPressを使って構築されていました。

非エンジニアでも変更や改善を行いやすいように工夫されて構築されていたものの、PHPの編集などエンジニアリソースが必要な場面があり、スピーディに更新を反映できないという問題がありました。

また、本番環境と開発環境の同期が取りづらいこともネックでした。
プラグインが絡んでくると全く同じ状況にならないこともしばしば起こりました。
同期が取れていないと、開発環境では動くのに本番環境では動かないということが起きてしまい更新の障害になっていました。

一番大きな理由としては、セキュリティ上の懸念がありました。
WordPress自体のセキュリティリスクもありますし、プラグインを採用すればするほどリスクも大きくなっていくためです。

選定

microCMSやHubspotなど候補は他にもありましたが、UIが一番シンプルで使いやすかったSTUDIOに決めました。

STUDIOでは人気記事のランキングを自動で設定することができなかったり、ページネーション機能がなかったりしますが、それ以外に必要な機能は揃っていました。
日本語のコミュニティがあるのも良かったです。

移行準備

2ヶ月ちょっとの期間で、WordPressで作っていたものをSTUDIOで再現することができました。
もちろん私一人ではなく、デザイナーなど様々な方と協同して行ないました。

個人的に大変だったのは、KaTeXの数式を表示するコードの作成でした。
幸いにもSTUDIOにはJavaScriptやCSSを書くことができる機能があります。ですが、STUDIOの仕様の関係でコピペしたコードではうまく動かなかったので、試行錯誤を重ねて動くコードを作成しました。

移行作業

ある程度は何をすればいいかは知っていましたが、実際にドメインの設定をした経験がそんなにあるわけではないので、ちょっと緊張しました。

サイトのダウンタイムをなるべく短くするために前日にTTLを短く設定して、独自ドメインのAレコードをどう変更したらいいかを整理しておきました。

そのおかげか、移行自体は2時間ちょっとで終わりました。
STUDIOの証明書発行がまぁまぁ時間がかかったなってくらいでスムーズに移行できて良かったです。

移行してみて

スマホで見た場合に画像がずれてしまうなど、いくつか修正点は残っていますが、それ以外は問題なく表示できています。

サイトにアクセスしたときに読み込みが遅いわけでもなく、プレビューと公開サイトのデザインが著しくずれることもなく、使用できているので良い感じです。

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Acompanyでは秘密計算を中心としたプライバシー保護に関連するソリューションを提供しています。

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