お世話になったSurface3のはなし
4年前の8月。
ブロガーの合宿があるから、ノートパソコンは必要だよね。せめてWindowsが動いてほしいよね。
そんな理由から選んだのは、Y!mobileで売っていたSurface3だった。
それまでは、自宅ではデスクトップPCを使い、持ち運び用にはXperiaタブレットにキーボードを付けていた。
そのままXperiaタブレットを使い続けていてもよかったけれど、AndroidじゃなくてWindowsがいい。
そのあと押しをしてくれたのは、今はもう解散して無くなってしまったコミュニティでの合宿だった。
8月下旬、太陽の光が眩しい夕方だったと思う。
名古屋駅西にあるビックカメラでワイモバイルの回線付きSurfaceを買った。
在庫は1台だけ、と言われたので大急ぎで向かったのを覚えている。
SIMが刺さること、Windowsが動くこと、リーズナブルなこと。
この3つを満たすものが、Surface3だったのだ。
価格は10万円を切るくらい。専用のキーボードは、エディオンで働く友人のところで買った。
その専用のキーボードを付けても、重さは1kg程度。SIMが刺さるのでWi-Fiを探す必要もないしモバイルルーターを持ち歩く手間もない。
充電はmicroUSBから。スマホ用のモバイルバッテリーからも充電できたので、外出が多い僕にとっては非常に便利なデバイスだった。
つまり、手持ちのいろいろで完結する、ということ。地下鉄や新幹線のホームや、公衆電話が置かれていたと思われる場所でも作業をした。
真冬の北海道にも付き合ってもらったし、真夏の四国、九州にも付き合ってもらった。
飛行機の中、新幹線の中、フェリーの中、あちこちで活躍できたのは、SIMが刺さり、モバイルバッテリーで充電できたからだ。
セミナーや勉強会での発表時も、このSurface3が頑張ってくれた。
適度な大きさと、FHDの画面、キーボードも難なく入力できる。
いつからか、タッチパッドの調子が悪くなり、持ち物にBluetoothマウスが追加された。
純正のUSB充電器は代々木のコワーキングスペースに忘れてしまい、YouTuberのけーすけ氏が連れて帰ってくれたものの、たぶんもう処分されているだろう。
Surfaceペンも買ったけれど、これは知人の出版記念講演で利用した大須のコワーキングスペースに置いてきてしまった。
キックスタンドタイプのデバイスは初めてだった。購入時にそこまで気が回ることもなく、使いづらいとか考えることもなかった。
ノートパソコンのように、どっしり構えてくれないから膝の上での作業は不向きで、作業スペースには奥行きが必要だった。
必然的に新幹線では最前列のシートを選ぶことになり、大きな机を使いたいがために15号車1番A席を予約していた。
そんなSurface3も使い始めてから4年が経ち、液晶画面にムラが出ている。持ち歩いた際に、荷物に圧迫されて変な力がかかったのだろう。ただただブログを書くだけなら、まだ使えるだけのパワーは残っているものの、そろそろ代替わりのタイミングだ。
合宿に持っていくのに、せめてWindowsが動いていてほしい。なんていう気持ちで、衝動的に買ったSurface3、精一杯働いてくれたと思う。
第一線で働くことは無くなり、隠居生活になるだろうけど。
ブログを更新し続けてこれたのは、コイツがいたからだ。
素敵な相棒に出合えたからこそ、今のライフスタイルがある。
次の相棒はVAIOが担当してくれる。4年間どうもお疲れ様でした。