助産師経験談 vol.2
経験談2いきまーす(笑)
寄って貰えて嬉しいです。
ありがとう。
大学病院は2年目の年末に退職したんだけど
1年目は3ヶ月だけの分娩係ローテ
2年はMFICUというよりハイリスクで
より高度でより管理を要するケースに
関わり自分を磨こうと
身を置くことを決め...
あ、突っ込まれてる気がする(爆笑)
そうなの、追い込むよね、自分をね(笑)
結果心折れそうになって
退職すんだけどさ〜あはは
で、新人の頃の経験だったか
2年目だったかは
敢えてもうどうでもいい、よね(苦笑)
糖尿病合併妊婦さんの中に
赤ちゃんの大小諸々の奇形があって
産声をあげて生まれても
生存率はものすごく低いことも
わかっていて、
在胎できている限りはまだ
生存できていられる、
生きて生まれる可能性も
亡くなって生まれる可能性も
両方あった妊婦さん(Bさん)がいました。
Bさんにも先輩MW(助産師)が
プライマリーとして関わっておられました。
いつ胎児心拍が止まるかもわからないので
毎日各勤務で心拍の確認をしていました。
もうたしか37週入ったと思う頃
心拍が乱れ始めます。
徐脈(脈拍が少ないこと)になることが
増えてきました。
38週に入ったあるわたしの深夜勤
心拍確認できましたが
深夜勤の朝、日勤者が勤務する前
心拍が確認できませんでした。
あ、遂に...
という思いと
嘘であってほしい
という思いと
わたし?
という思いと
もっと色々複雑に気持ちが
交錯した記憶があります。
Bさんはわたしが戸惑っている中
落ち着いておられ、
「数日前から胎動が
おとなしかったかな、
覚悟はできてたし、
やっと産んであげられる。
ありがとう、一緒に確認してくれて。」
と言ってくれました。
病室を出てすぐ
深夜勤リーダーの先輩に報告し
プライマリーの先輩に連絡しました。
その後Bさんのお産のスケジュールが
立てられ、お産に向けてのサポートが
始まりました。
自然な正常なお産でも初めてのお産は
陣痛が来たとわかってから24時間で
お産となれば安産というほど
時間がかかるものと思って貰った方が
良いくらいなんですが、
Bさんの場合は
誘発分娩です、陣痛がないけど
赤ちゃんがお腹に中に長く居る事も
リスクをさらに上げるから
お産にしないといけない。
陣痛を誘発しうまく陣痛になる事が
まずは大事で、その誘発が有効であるか
は、すぐにはわからないことが多く
数日かかる場合もあります。
まずは陣痛が始まりやすくする
工夫(現場は処置と言うけどわたしは
個人的にずっとこの処置という言葉が大嫌い)
から始まるので、
その日すぐお産になる方が
身体的には危険なので
1-2日時間をかけた方がいい場合が
多いかなぁ
そして深夜勤を終えて
翌日休日で
ふとした時に生まれたかなぁ
無事かなぁと思いを馳せつつ
なんとなく明日な気がするなぁ
と思って勤務表を
確認した...ら
わたし休み明けの日勤で
分娩担当の勤務になってて
あの子はわたしの時に生まれてくるんだな
となぜか確信しました。
翌日日勤で出勤したら...
続く...