SympathyKiss シンパシーキス 感想 五月女光基くん(全ED)
※パーフェクトエンド、LOVEエンド、JOBエンド全て見ています
光基くんは最初の人懐っこさから皆に好かれてるかと思いきや、人と協力するのが苦手で孤立しがちな自分を変えていくストーリーだったのは意外だった!普通に話す時は他人をちゃんと受け入れて良さを認めることができるのに、これやりたい!できそう!ってタイミングで他人に合わせてブレーキかけるのが嫌なんだろうね。
二人の関係を象徴していて良いなあと思ったのがバイクのシーン。バイクの後ろに彼女を乗せてしがみ付かせて、向かい風を受けながら軽やかにスピードを上げて、行き先は告げずに一番素敵だと思うところに連れていって喜ばせる。そのスタイルは、仲間と協力できるようになった後も変わらない。全然「対等」じゃないけど、それが彼の愛し方であり、朱里が一番惹かれたポイントだったと思うんだよね。
モノローグを読むと自覚しているのか微妙なところなんだけど、朱里は「支える」って自分で言っている通り、対等であることじゃなくて尊重された上で可愛がられることを望んでいる気がした。それでたまにサプライズで喜ばせることができたら嬉しいな、って感じじゃないかな。
あとはスイーツ食べるシーン全般も良かった!朱里の選択も尊重しつつ、結局自分のいいと思ったものを一緒に食べて美味しいねって笑い合えるのが幸せっていう関係がめっちゃ出てる!!
一方彼にとっては、朱里が協力して仕事をすることの大切さを教えてくれたとかサポートしてくれて嬉しいとかまあ色々あると思うんだけど、おそらく自覚している以上に「自分によって傷つかないこと」が救いになったと思うんだよね…!
高校時代の経験から多くの人に影響を与える力は思ってもみない人を傷つけてしまう力にもなりうるということを知って、それが足枷になってしまっている彼にとって、傷つかずに向き合ってくれる朱里が隣にいるっていうのは何よりの支えだよなあ。
彼にとってユーザーのニーズにこたえるサービスを提供するっておそらくそれほど難しい事ではなくて、じゃあ何が大変かって言うと、おそらくユーザーや広告主とか、アプリをめぐる人間同士のトラブルだと思うんだよね。高校時代に作ったアプリが機能じゃなくて書き込む人同士のトラブルで破綻したのと同じで、自分が制御しきれない人間関係の部分。
もちろん今は他の社員が一緒に対策をとってくれるとは思うけど、自分の力に意図しない他者の悪意が乗っかってしまった時に流されず揺らがずにいてくれる「あなたによって傷つかない」朱里がいてくれるのは本当に心強いと思うの!
一番ハッピーだなと思ったのはLOVEエンド。光基くんは絶対海外の方がいいよ!社内であれだけ態度に出しちゃうと、近い将来絶対仕事と恋愛の公私混同とかで叩かれるから!!!一緒に作り上げたはずの仕事で彼だけヘッドハンティングを受けたってことに不満や疑問を抱かないあたり、一緒に海外に行って彼の成長を見守り支えていくというのは朱里にとっても幸せなんじゃないかな。
ベッドシーンはいつものトーンのようで息を吸う時に少し上ずってる感じと、バレッタ取ってくれてるスチルの大きな手が良かった!(バレッタ付けたまま寝転がったら痛いって発想がある=DTではないんだろうなというところにテンション上がったのもある)怖いんじゃなくて緊張してるってちゃんと伝えられるのはさすが大人ヒロイン。
■プレイ中の実況・雑談ツイートなど
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