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ハードな日々に差し込む光(9/7〜9/13の日記)

先週の土曜は、漫画家のコナリミサト先生が登壇するトークイベントへ行った。コナリ先生といえば『凪のお暇』がずっと話題になっているけれど、私は、先生の連載デビュー作『ヘチマミルク』の頃から先生の大ファンなのだ。

その漫画はかつてファッション誌『CUTiE』で連載されていたもので、当時大学生だった私は、服やコスメを眺めつつ、『ヘチマミルク』のポップな絵柄とシビアなストーリーのギャップに夢中になっていた。そしてコミックスも購入し、今も大事に本棚に置いているし、たまに読んでいる。

以前『凪のお暇』関連の記事編集仕事をしたことがあるのだけど、そのときには先生にお会いするタイミングはなく、今回ついに直接お会いすることが叶い、申し込んだときからずっと緊張していた。お話しする機会はあるのだろうか、あるかもしれないから『ヘチマミルク』を持参しようか、と考え、結局カバンに1巻を入れて現地へ向かった。

トークイベント終了後、なんと先生から参加者全員にお土産を手渡ししてくださるサプライズがあった。まさかそんなと驚いて、列に並び、順番が来て、私はしどろもどろになりながらいろんな気持ちを一方的に伝えてしまった。

仕事の現場でいえば、漫画家さんや俳優さん、芸人さん、ミュージシャンの方々など、数多くの方にお会いしてきた。でもそれはあくまで仕事なので、違うスイッチが入っている状態。目の前の仕事を全うしようという気持ちしかないので、緊張はまったくしない。でもプライベートとなると話は別。取材や打ち合わせならするする話せるのに、個人的に好きな人に、しかも取材でも打ち合わせでもないとなると、言葉がまったくうまく出てこなった。

それでも『ヘチマミルク』の1巻を取り出して、昔から、そしてこれからも、先生の作品を楽しみにしていて、応援しているということだけは伝えられた。先生がどう感じたかはわからないけど(『ヘチマミルク』1巻の現物には驚いていらしたけど)、私としては、長年の思いを伝えられる貴重かつ幸せな時間だった。

今週は、とにかくハードだった。プライベートでは重めの予定があり、仕事も忙しくなる週だとはわかっていたけど、少し遅れてきた生理も始まってしまい、しかもこんなときに限ってずっと痛みMAXで、「とにかく今週を乗り越えるぞ」と気合いを入れるしかなかった。

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