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8月14日(水)日記 ギンビス

ギンビスは、「たべっ子どうぶつ」や「アスパラガスビスケット」などのお菓子でおなじみの製菓会社。ところで「ギンビス」のイントネーションは、ギ↑ン↓ビスなのか、ギ↓ン↑ビスなのか、ご存じだろうか。いや、疑問に思ったことがない人が多いとは思うけれど。

U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESSの1stアルバム『たのしみ』に収録されている「ギンビス」は、そんな社名のイントネーションをお客様センターに問い合わせて確認したこと、そしてギンビスのお菓子の魅力を語っている楽曲である。たのしい。

「ギンビス」をはじめ、ゆるくて遊び心あふれる愉快な楽曲たちが収録されているのが『たのしみ』。このアルバムは、2021年4月に発売された。

そんなアルバムのリリースを記念したワンマンライブが、今日開催された。今日だ。発売から3年以上経っている。「コロナ禍の影響で延期になり」と説明されていたが、それにしてもずいぶん経っている。でもそれも、このユニットらしいといえばそう。ユニット名も新しく付いてなくて、3人の名前そのままだし。

私が彼らの楽曲に意識的に触れるようになったのは、2016年ごろだと思う。というのも、このころから私は蓮沼執太さんの活動を追うようになり、芋づる式に3人の楽曲にも触れるようになった流れだ。

そうして2021年に、この愉快なアルバムに出会った。アルバムリリースにかかわらず同ユニットでたくさんフェスに出ていたし、収録曲もアルバムリリース以前から披露されてきたものがほとんど(いや、全部か?)だったので、特にリリースライブなどは行われないと思っていた。

が、アルバムリリースから3年以上経った2024年に記念ライブが行われた。開催決定のニュースを見たときは、私が見逃した3年前のニュースかと思った。でも何度見直しても2024年8月のライブと書かれているので、チケットを取った。

彼らのライブはフェスで何度も観てきたものの、どんな客層なのかわからず少し不安になりながら渋谷CLUB QUATTROへ向かった。少なくとも先週同じ場所で観たスカート澤部さんと街裏ぴんくさんのツーマンライブとは全然違う客層だろうということはわかる。いざ着いてみると、客層はフェスと変わらない雰囲気で安心した。

チケットは完売で、会場は超満員。いつものようにギリギリに到着した私は、あの柱(渋谷のクワトロに行ったことがある人はわかるはず)でU-zhaanさんがまったく見えない位置に立った。残念。ポコポコとタブラを叩く姿を今日も見たかった。とはいえROYさんと鎮座さんがずっとステージ上を歩き回ってくれたので、柱近くでもじゅうぶんに楽しむことができた。

しかも『たのしみ』収録曲がすべて披露されただけでなく、KAKATO(環ROY×鎮座DOPENESS)の楽曲たちや、坂本龍一さんとの「エナジー風呂」も披露され、非常に貴重で豪華なセットリストだった。こんなにいろいろたくさんやってくれるなんて……と嬉しくなって、酒を飲んでもいない(ドリンク交換が間に合わなかった)のにブチ上がってしまった。しかもひとりで来たのに。

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