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メスカル
2017.07.20の記事より転載
メキシコのお酒といえばテキーラが有名ですが、テキーラは特定の地域で作られた蒸留酒のことを指し、それ以外の地域で作られたものはメスカルと呼びます。よって、日本で有名なテキーラはメスカルの一種ということになります。そこで今回はメスカルで有名なオアハカ州にあるメスカル工房に訪れた時の発見を紹介したいと思います。
写真の一枚目に映っている植物はリュウゼツラン(アガヴェ)と呼ばれるメキシコに多くの種類がある植物です。この植物こそがメスカルの主原料で、オアハカ郊外に行くとリュウゼツラン畑を多く目にすることができます。今回はメスカル工房でメスカルの種類の説明を受け、実際に試飲ができるというツアーに参加しました。メスカルは熟成期間で種類を分けることができ、一番熟成期間が短いものをブランコ(スペイン語で白という意味)、長いものをアニェホと呼びます。
写真の二枚目では右から左へ熟成期間が長くなっており、色を見ただけでも違いがはっきりわかりますが、味もそれぞれ特徴があり、飲み方にも違いがあるようです。例えば熟成期間の長いアニェホはそのまま飲みますが、ブランコなどの熟成期間が短い種類のメスカルはオレンジと粉末状のチリと一緒に飲みます。熟成期間が短くなればなるほど、口にした時のアルコールの感じ方が強くなってしまうため、このように飲むといわれています。
このように、お酒一つをとっても新しい発見が多くあり、色々な側面からメキシコを感じ、充実した留学生活を送りたいと思います。
第44期日墨戦略的グローバルパートナーシップ研修計画
研修生 澁谷大貴(京都外国語大学ブラジルポルトガル語学科4年次生)