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【今更聞けない・今だから聞きたい】演技のアレコレ術!~其の7「自分で自分の芝居にダメ出しをする方法」~
今回のテーマは「自分で自分の芝居にダメ出しをする方法」です。
①演技を振り返って、自分を知ろう
皆さん、自分の「声」を録音して聞いたことがありますよね?
初めて聞いたとき、「うわっ!なんだこの変な声!」と思った経験、ありませんか?
なぜそう感じるのかは少し専門的な話になるのでここでは省きますが、自分の声が他人にはどう聞こえているのかは、録音して初めてわかりますよね。
これと同じで、自分の演技も、他人からどう見えているのかを知るのは難しいものです。
僕自身、芝居をしているときは、「ちゃんとイメージ通りにできているのかな?」と不安になることがあります。
演出家や先生にダメ出しをされると、「いや、そういうふうにやっているつもりなんだけどな……」と思ったりしませんか?
でも、それって俯瞰で見ている人からすると「表現しきれていない」ということなんです。
だからこそ、自分の演技をしっかり振り返り、まずは「自分が周りからどう見られているのか」を知ることが大切です。
自分を知らなければ、他人を知ることもできませんよね。
②録画すれば簡単解決!……とはいえ
タイトルのとおり、スマホで録画すれば簡単に振り返りの準備ができます。
ただ、趣味や習い事でお芝居を楽しんでいる方の中には、「自分のお芝居を観るのは恥ずかしい」と思う方も多いでしょう。
僕も初めて自分の芝居を見たとき(見せられたとき、というべきでしょうか?笑)は、顔が真っ赤になったのを覚えています。
そんな方は、無理して見る必要はありません!
お芝居をする目的は人それぞれですし、たとえば、僕の教室の趣味や習い事コースでは録画を使った振り返りは行っていません。
お芝居の楽しみ方は無限大ですから、決して無理をせず、気軽に楽しみましょう!
それでも、「自分の芝居を振り返りたい!」という方には、どのように見ればよいかをご紹介します。
振り返りのポイント:「相手役の反応に敏感に反応できているか?」
ここまでの記事でも何度か触れた「相手への意識」に繋がる部分ですが、以下のような点に注目してみてください。
相手のちょっとした表情や仕草を見逃していないか?
感情の動きを拾えているか?
自分の気持ちは、ちゃんと相手に伝わっているか?
これらを俯瞰で確認することで、演技力の向上につながります。
自分では「できているつもり」でも、意外と周りには伝わっていないこともあるものです。
それを確認するのが大切なんですね!
ただ漫然と見るのではなく、ポイントを明確にして確認するだけで見え方が大きく変わります。ぜひ試してみてください!
また、「そんな難しいことわからない」という方は、次のような比較的簡単なポイントをチェックしてみてください。
嘘くさくないか?
大げさになりすぎていないか?
棒読みになっていないか?
これだけでも、お芝居を見る目が養われますよ!
録画して振り返ることは、演出家や先生、視聴者と同じ目線で自分のお芝居を確認する、ということなんです。
③次にどう活かすか?
振り返りで気づいたことをどう活かすかが、さらなる成長につながります。
できれば録画したその場で確認し、すぐに修正して試してみてください。
なぜなら、「やった感覚」を忘れないうちに再挑戦することが重要だからです!笑
これ、意外と大切ですよ。
また、撮った映像はそのまま保存しておき、しばらく経ってから見直してみてください。
きっと、できることが増えていて、自分の成長を実感できるはずです。それがモチベーションアップにもつながりますよ!
【まとめ】
自分の演技を振り返って、自分を知ろう!
録画で簡単確認!
大切なのは次に活かすこと!
次回のテーマは「台詞がうまく言えないときは?」です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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