再エネの相方である蓄電池も動き出します【神戸関西圏電池リユース・リサイクル協議会設立】
神戸はカーボンニュートラル社会構築に向けて最前線の動きを進めています。といってもまだまだ実証事業レベルばかりですが、長期思考で見た時にきっと将来世代の役に立つはずという考えを持って、難しい事にもチャレンジしています。
その動きの1つが今回の「神戸関西圏蓄電池リユースリサイクル協議会」の設立です。
「神戸関西圏」って名前に違和感ありますかね(笑)
実は、これ以外にも「神戸関西圏」という名前の取り組みがあります。それが「神戸・関西圏水素利活用協議会」
これは、以下の企業群が神戸を中心とした関西で、水素の利活用を進めている協議会で、今年は水素の「将来ビジョン整理と需給の定量化」のレポートを作成しました。
そして今回発足した「神戸関西圏蓄電池リユースリサイクル協議会」はまた大所帯で水素のメンバーとはまた違ったメンバーが参画。実は神戸を含む関西圏はバッテリーバレーと呼ばれるくらい電池関係の企業が多いのです。きっとこれは今はなきSANYOの影響かと。
https://www.jera.co.jp/information/20211227_820
幹事企業のJERAのHPが最も詳しく載っていますが、この通称「ReBaaS(リバース)協議会は、EVやハイブリット車などの電気自動車で使っていた中古の蓄電池の性能を評価して、別用途にリユースすることを考えたり、性能を使い切ったら貴重な資源としてリサイクルしたりすることを進めていく予定です。
いずれは、カーボンフリー電源(風力や太陽光など)や水素燃料電池等と組み合わせて、エネルギーをマネジメントするシステムを構築したりして、カーボンニュートラルを実現する技術の1つとなることを目的としています。
ってことで、エネルギー政策として、水素の利活用と、再生可能エネルギーを創り出すことと、それを貯める技術、広く長期の視野で進めて行こうとしています。
すぐに効果が出るわけではないので、批判もあるでしょうが、将来の世代のためにはとても大切な取り組みだと考えています。