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CO2をめちゃ排出する石炭火力発電をアンモニア専燃で超クリーンにイノベーションしてくれ

少し古い2月28日の記事ですが、東京電力と中部電力が出資するJERAが、CO2を出さない発電燃料であるアンモニアの生産に乗り出すという記事が出ました。2040年代にはアンモニアだけを燃料とする発電設備を稼働させる計画です。

石炭火力で発電している割合が世界の先進国と比べてもずいぶん高い日本。石炭火力は地球温暖化を憂慮する団体からは敵視され、もちろん一般の住民にとってもさほど喜ばしい施設ではありません。

神戸市でも神戸製鋼所が石炭火力発電所を増設するにあたりいろいろ問題を起こしていましたね...

現在神戸製鋼所は東灘区で神戸1号機と神戸2号機という2機の火力発電所を稼働させています。あと2機増設を進めておりその動向が気になるところ。

そんな中、5月11日に神戸製鋼所が中期経営計画を発表したので中身を見てみました。

2021年度下期に神戸3号機、2022年度下期に神戸4号機が営業運転を開始する予定ですね。気になるのは最初の記事の東京電力や中部電力と同様にカーボンニュートラルをどう実現しようとしているのかです。

ありました!このスケジュールだと2020年代後半くらいからアンモニア混焼(つまり石炭とアンモニアの合わせ技)の検討を行い、2030年代には混焼を開始し2050年までにアンモニア専焼(石炭を使わずアンモニアのみ)で行くということのようですね。

ちなみにアンモニア=クリーンではないです。以下のnote記事で書きましたが水素と同じですね。

もともと環境問題にずっと携わってきた身としては、個人的にも神戸に火力発電が増えることは多少なりとも心が痛んでいます。けど、作られてしまった以上は、後悔してても始まらない。
そのポテンシャルを活かして、石炭火力発電と言う周回遅れの発電施設を一気にイノベーションをかけてトップに躍り出てもらい、これまで輩出してきた温室効果ガスを帳消しにするくらい頑張って欲しいと思います。

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